記事入力 : 2010/10/14 10:42:49
後継者問題:米国務次官補インタビュー(下)
「米朝外交より韓国優先」
―米国は、韓国と中国がどのような関係を結ぶことを望んでいるのか?
「(韓国海軍哨戒艦)『天安』沈没事件が発生した後、中国側に何度も『この15年間、最も肯定的に変化したのは韓中関係の発展』と伝えた。わたしたちは『中国が北朝鮮の肩を持つことで、中国に対する韓国の信頼を低下させている』と批判した。米国はこれまで発展してきた韓中関係がさらに前進することを望むと同時に、信頼が再び築かれることを願っている」
―韓米国防長官会議で北朝鮮の『不安定事態』に言及したのは、近く北朝鮮の体制が急変する可能性を暗示したものでは?
「わたしが今、言えるのは、韓国と米国の現世代指導層が非常に厳粛な(solemn)責任感を持ち、(北朝鮮の急変などに備えて)緊密に協力し合わなければならないということだ」
―韓米FTAに関し、米国の姿勢はあまりにもはっきりしなかったのでは。2007年6月に署名されたが、それから3年以上たっても米国はきちんとした代案すら提示していない。
「オバマ大統領はまれに見る経済危機的な状況で就任したということを理解してほしい。また、大統領がどれだけ韓米FTAや韓米関係の重要性について言及してきたかも忘れないでほしい」
―オバマ大統領が11月に訪韓する際、韓米FTA問題がすべて妥結し、発表できる状況になると思うか。
「これは、ホワイトハウスと韓国大統領府の間の問題だ。戦略的な重要性が高い韓米FTAの発効が成功するよう望んでいる」
ワシントン=李河遠(イ・ハウォン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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