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2010年10月13日(水) 19:30 |
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京山に太陽光発電パネルを設置
「晴れの国」をキャッチフレーズに掲げる岡山で、世界最先端の太陽光発電の実験が来年1月から始まります。 13日実験のカギを握るソーラーパネルの設置作業が行われました。
岡山市街地から突き出た格好の京山です。 岡山電気軌道が所有する遊園地跡地が、最新型の太陽光発電の実験場所です。 実験に使われるパネルには、2千400枚の虫眼鏡のようなレンズが取り付けられています。 このレンズで太陽の光を集め、発電効率の高いセルで発電させると、どの位の発電量となるのかなどを調べます。 理論上は、通常のパネルに比べ3倍から4倍の発電が可能だと言います。 平地の少ない日本では大規模な太陽光発電施設を作ることが難しいため、山の斜面にも設置できる小型で大容量の発電システムを作るのが最終目標です。 同じ型のパネルは、アメリカ・コロラド州の砂漠地帯にも設置されます。 晴れの日の多い岡山と、コロラドで湿度や水蒸気が太陽光発電に与える影響を比較します。 実験は来年1月に始まります。 太陽光発電は地球温暖化を防ぐため、急速に普及が進んでいます。 岡山で行われる最先端の実験で、太陽光発電の新たな可能性が見つかるのかもしれません。
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