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2010年10月13日(水) 19:30 |
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岡山県北でもクマ出没に警戒
12日福井県で女性がクマに襲われたほか、13日は新潟県の小学校付近でクマが目撃されるなど、全国でクマの出没が相次いでいます。 岡山県内の中国山地周辺でも、例年以上にツキノワグマの目撃情報が相次いでいます。 エサを求めて人里まで降りてきて、農作物を荒らすなどの被害も出ています。
兵庫県との県境に接し中国山地に囲まれた岡山県北の西粟倉村です。 西粟倉小学校に通う児童のランドセルから鈴の音が聴こえてきます。 クマよけの鈴です。 全校児童は登下校時や、徒歩での遠足の時には必ずクマよけの鈴をつけています。 西粟倉村など岡山県内の中国山地周辺では、今年度ツキノワグマの目撃情報が相次いでます。 9月末時点の目撃情報は65件と、前年度に比べ3倍以上となっています。 エサを求め山から人里まで降りてくるツキノワグマ、西粟倉村の民家のすぐそばの畑でもクマの足跡が残っていました。 また今年7月には、イノシシやシカを捕獲するためのオリにツキノワグマがかかっているのが見つかりました。 村の中にあるリンゴ園です。 園の中には、クマによる被害の爪あとが残っていました。 リンゴは実が赤く色づき始め、収穫の時期を迎えつつあります。 しかし、リンゴ園ではクマによって食い荒らされたと見られる実が至る所で見つかっています。 これから12月上旬に掛けて冬眠に備え、動きが活発になるツキノワグマ、県や各自治体ではもし見かけても決して慌てず対応し、目撃情報を最寄の役場などに寄せてほしいと話しています。
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