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> No.12868[元記事へ]
町村旅彦さんへのお返事です。
>> 以前、「トカゲの二足歩行」や「豪雨の水害」でいい加減な内容を書いていたし。
>> 前者は笑って済ませるトンデモで、後者はダム管理を全く知らない素人談義です。
> どこがトンデモなのか、教えていただけませんか? 興味深いので。もしかして、著者が指摘しているように、額面通り呼んで誤読しているのでは? (皮肉がわからずに。)
充分皮肉も分かっている積もりだけど。
では、「トカゲの二足歩行」について。
>レッサーパンダの直立。
>エリマキトカゲの二足歩行。
(引用者注, URL他省略)
>これらの動物も、脳が人間並みに発達するか?
>従来の進化論(特にサバンナ説)では「イエス」。……「直立または二足歩行する猿は、手が発達するので、脳が人間並みに発達する」というが、
進化論ではそんな事は言っていない。
>私の進化論では「ノー」。……「二足歩行と脳の発達は、何の因果関係もない。強いて言えば、逆の因果関係はある。脳が発達すると、二足歩行をしやすくなる。なぜなら、手を器用に動かせるようになるので。」
これも間違い。
進化論で言っているのは、「二足歩行に特化する事により重い頭を支持し易くなり、脳の発達に耐えられるようになった。」
二足歩行に特化しないと脳が発達できない。
つまり、脳の発達の前に二足歩行に特化する事が重要。これは進化論で言う「自然選択」。
これだけでも、進化論を理解していない事は明白。
次に、「豪雨の水害」」について。
>(1) 観測データ
>豪雨の雨量の観測データを正確に集めることなどはできない。
(途中略)
>集中豪雨は突発的かつ局地的であり、データを十分正確に取ることなどはできない。仮にそんなシステムを構築するとしたら、途方もない金額がかかる。現実的には、無理。
言っている事は間違っていない。しかし、それでもダム管理者は気象庁の観測データーを基にダムへの流入量を予測している。
>(2) 警報
>日本中のあらゆる川の沿岸に、途切れなく警報システムなどを構築したら、やはり途方もない金額がかかる。現実的には、無理。
ダムのある河川には全て警報システムが備わっている。ただし、途切れは部分的にある。それを補うために、放流による危険が予測される時はダム管理の広報車が巡回しながら警告を(スピーカーで)行なっている。
>(3) 放水
(前略)
>被害者に警報をすることは、副次的であって、殺人の主因ではない。そんことに注目するべきではない。
警報は副次的なものではない。
警報を発する事が放流の前提。これをやらないとどんな放流の仕方をしても川の中に人がいれば被害が出る。(被害を防げない)
>現状では、放水は、「放水量をだんだん増やす」というふうにしている。つまり、
>「少 → 中 → 多」
そんなに単純じゃないよ。もっと複雑にやっている。
>では、具体的には? 簡単だ。
>「少 → 中 → 多」
>という順では駄目なのだから、それを改める。むしろ、逆の方がいい。
>「多 → 中 → 少」
>これなら、最初の水は素早く流れて警告を発し、その後、水が減るので、そのときに低い水位の川を渡ればいい。
>ただ、もうちょっと工夫をするなら、次の方がいいだろう。
>「多 → 少 → 多 → 少 → 多」
こんなのは予め何時何分に流量は何m3と分かっているなら可能だろうけど、本人が「(1) 観測データ」で「現実的には、無理。」と言っているようにそんな事はできない話。
そもそも、最初から多く放流しようにもダムの構造上、それは無理。
ダムが満水になっていなければ、ゲートを全開にしてもゲートの開いた所から上の部分しか流せない。
そもそも、ゲートより上にダムに水が貯まっていなければ少しずつしか放水できない。
こういった事は実際にダムを見れば解る事。
ダム放流管理の具体例を一つ。「ハイドログラフで泣いてくれ」
それから、ブログで取り上げられた事件の起きたダム(玄倉ダム)は、そんな調整自体無理な小さいダムだけどねえ。
今日は遅いので、続きはまた。
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