G1クライマックス優勝トロフィーとIWGPベルトを誇示する小島聡=都内の新日本プロレス
新IWGPヘビー級王者・小島聡(40)が12日、都内で菅林直樹・新日本プロレス社長に中邑真輔(30)とのタイトルマッチを直談判した。
会見中、菅林社長が後藤洋央紀(31)を次期挑戦者に推したことを知った小島は別室にいた同社長を呼びつけ、後藤案を断固拒否。「タイトル戦は中邑真輔。絶対に譲れない」と詰め寄った。
11日・両国大会の次期挑戦者査定試合では後藤が中邑を、棚橋弘至が内藤哲也を撃破。同社長は12・11大阪大会で予定される初防衛戦の挑戦者を「内容を考えて、後藤がふさわしいのではないか」としていた。
過去1敗1分けの中邑との防衛戦を熱望する小島は「やるべき相手を厳選して、自分で指名していきたい」と、王者の発言権をフル活用する意向で「後藤とはノンタイトルでならやってもいい」とけんもほろろ。
「団体として流出したベルトを取り返さなければならないので、負けた中邑より勝った後藤」と反論していた菅林社長も、小島のけんまくに「検討します」と譲歩するしかなかった。
(2010年10月13日)