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チリ北部コピアポ郊外のサンホセ鉱山落盤事故で、地下約700メートルに閉じ込められていた33人の作業員のうち、フロレンシオ・アバロスさん(31)が13日未明、救出用カプセルで地上に引き上げられ、8月5日の事故発生から69日ぶりに生還した。救出作業は夜を徹して続けられ、13日午前11時(日本時間同午後11時)までに13人が助け出された。
地底深くの空間に多数の人々がこれほど長期間生存したのは極めて異例。鉱山技術者や医療関係者ら計250人以上を動員した「奇跡の救出」が実現した。マニャリク保健相は13日朝、これまでに救出された作業員の健康状態に問題はないと語った。作業は順調に進んでおり、早ければ14日未明(日本時間同日午後)にも全員が救出される見通し。
救出作業は12日夜に始まった。地元テレビなどによると、アバロスさんは地上に到達直後「元気だ」と話し、待ち受けていた妻子と抱き合った。
ピニェラ大統領が記者会見で示して有名になった「33人は避難所で元気でいる」との手書きのメッセージを送ったホセ・オヘダさん(47)も7人目に生還。オヘダさんから身体の弱っている人の救出が始まり、妻あてのラブレターで生存を知らせた最年長のマリオ・ゴメスさん(63)も助け出された。
救出作業は世界の注目を集める国家的プロジェクトとなった。ピニェラ大統領は鉱山現場での演説で作業員が「われわれのもとに戻ってきた。すべてのチリ人が感動した」と述べた。
地上と坑道を結ぶ救出用の縦穴は、長さ約620メートルで直径約70センチ。「フェニックス(不死鳥)」と名付けられたカプセルで救助隊員が地下に下り、作業員を1人ずつこのカプセルに収容して搬送。地下から約15分で地上に到達する。
救出された作業員らは医師の診断を受け、家族と対面後、約50キロ離れたコピアポ市内の病院に移されている。
事故から17日後の8月22日、全員の生存が確認された。チリ政府は大型掘削機を導入して縦穴3本を掘り進め、今月9日、うち1本が地下の坑道まで貫通。当初は救出まで4カ月かかるとされたが、急ピッチの作業で救出は大幅に早まった。
サンホセ鉱山では銅と金が産出される。(共同)
(2010年10月13日23時40分 スポーツ報知)
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