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体験実習の中学生が旅客機に管制指示

 国土交通省は12日、福岡航空交通管制部(福岡市東区)の管制官が職場体験実習に参加した中学生2人に、飛行中の旅客機に対して無線で管制指示をさせていたと発表した。英語の指示を片仮名でメモ書きにして読ませていた。事実を知った管制官の上司が中学生に口止めしたため発覚が遅れたが、結局は中学生が報告会で話したため、不祥事がバレてしまった。

 国交省によると、福岡航空交通管制部では地元の中学校から要請を受け、5~7日の3日間、中学2年生2人の職場体験実習を受け入れた。6日午前、管制運用室見学の際、管制官3人が中学生に対し「福岡空港の管制官と通信してください」との英語の指示を片仮名で「コンタクト フクオカ アプローチ」などとメモ書きにし、福岡空港へ向かっていた羽田発の日航機とスカイマーク機向けに読み上げさせた。

 同日昼、メモを読ませた管制官の上司にあたる先任管制官ら3人が、中学生から礼を言われて事実を把握。しかし、上司は中学生に「口外しないように」と要請した。更に、実習の窓口担当の職員にも依頼し、窓口担当からも中学生に口止めを頼んだという。

 しかし実習終了後の7日午後、各職場から計9人が参加して開催された体験実習の報告会で、中学生が「(交信できて)本当に感激した。一番うれしかった」と話したため、問題が広がった。報告会の内容を8日朝に聞いた先任管制官は、福岡航空交通管制部長に報告。国交省への報告を指示された。

 運航に影響はなかったものの、一般人が聞いたらゾッとするような不祥事。国交省の内規では「管制業務は(資格を)有する職員以外の者に行わせないものとする」と定めている。国交省では「航空の安全を担う者としてあるまじき行為」として、上司を含め、処分を検討している。他部署でも類似の事案がないかを調査する方針だ。

(2010年10月13日06時02分  スポーツ報知)

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