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12日午前7時15分頃、福井県勝山市の介護施設「野向の舎(のむきのいえ)」で、出勤した女性看護師(56)がクマに襲われ、左ほおから唇が裂けるなど3週間のけがを負った。福井県警勝山署によると、看護師が施設入り口の鍵を開けたところ、玄関先に体長約160センチのクマが立っており、襲いかかってきたという。看護師は手で払いのけて外に避難。ドアを閉めてクマを施設内に閉じこめ、併設する病院の職員が110番通報した。当時、施設内に利用者はいなかった。
クマはツキノワグマとみられ、勝山市は捕獲後にクマを殺処分する方針。施設の建物内に残っているクマについて同日、県職員や猟友会メンバーら約20人が施設を囲み、玄関先に酒かすや蜂蜜を入れたおりを設置するなど捕獲作業を進めたが、日没のため、いったん作業を打ち切った。
福井県の安全環境部自然環境課は「ここ3年はクマの捕殺数は一ケタだったが、県内で101頭を捕殺した4年前に近い状態になるかも」と不安そう。また、この日は富山、山形でも農園や民家などにクマが出没し、それぞれ2人がけがを負った。クマが人里に次々と現れ、全国で約4400頭が捕殺された2006年度以来の大量出没となる可能性もある。
出没の原因は山奥の餌不足。日本ツキノワグマ研究所(広島・廿日市)の米田一彦理事長(62)は「餌が足りない原因は、酷暑もあるが、今年はミズナラ、ブナ、コナラ、クリなどが不作の周期なのが第一の理由。クマはドングリ類が足りないため、里に下りてきて柿などの食べ物を求める」と説明。10日には静岡県三島市で「かみつきザル」が捕獲されたばかりだが、しばらくはクマに要注意だ。
(2010年10月13日06時02分 スポーツ報知)
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