同志社受験生ナビ
更新日:2009年7月24日
2007年度生
学部学科:法学部法律学科(浪人・一般)
出身地:大阪府
出身高校:大阪府立北野高等学校
ほとんど「受験」というものを知らないまま3年生を迎え、夏から予備校などにも通うも間に合わず。センター試験は8割強。国公立一本に絞るも浪人の道へ。
「受験のための勉強」を知り、学びに学ぶ。夏季の模試では驚異的な数字を叩き出す。センター試験は9割弱に落ち着く。本命をリベンジ国公立に定めるも、惜敗。それまでに受かっていた私立大学から、同志社大学法学部法律学科の門を叩くことになる。
以上、これ以上簡略にしようがないほどであるが、高校時代から大学入学に至るまでの軌跡である。
受験生の為に強調することを一つだけ挙げるなら、受験には「受験のための勉強」が必要であるということを切に感じた。それは市販されている参考書でも、予備校の教師でもいい。いかに「大学受験」を念頭においての勉強ができるかが肝要である。
知識があるだけでは受験は乗り越えられない。
知識(そして技術)があるということを、限られた時間の中で、最大限に相手に伝えることが出来なくてはいけない。いついかなる時も、その問題の向こう側には人がいることを忘れてはいけないのだ。
とっても残念なことに「受験勉強で勉強した内容」のほとんどは、大学でも社会でも役に立たない。日常の生活では、”正弦定理”も、”過去完了形”も、”アインシュタイン”も、”な〜そ構文”も出てこない。
だけれども、「受験勉強で勉強した経験」はあなたの財産です。
苦しく険しい坂道を必死の思いで登りきらなければならない状況なんて、一生でそう何度もあるものではありません。そして、おそらく今回が最初の「その時」です。その最初の一回がどのようなものであるか ー「結果」ではなく「過程」ー が大事です。
幸運、ではない報われるだけの努力をした当然の結果を、祈っています。