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【サッカー日本代表】ハンドだ! 長谷部、猛抗議もPKならず (1/2ページ)
このニュースのトピックス:◇アスリート万歳
“神の手”が勝利を阻んだ。韓国と対戦した日本は後半32分、MF松井大輔(29)=トム=のクロスが相手MF崔孝鎮(27)=FCソウル=の腕に当たったが、主審はハンドの判定を下さなかった。決勝点の大チャンスを逸した日本は、韓国相手の5年ぶり勝利ならず。しかし、アルベルト・ザッケローニ監督(57)は、「われわれはすごくいいチームだ」と胸を張った。(ペン・須田雅弘、丸山汎、川端亮平、カメラ・吉澤良太、森本幸一)(サンケイスポーツ)
その時、歴史は動いた。いや、動くはずだった。後半32分、MF長谷部のスルーパスにゴールやや左でMF松井がトラップミス。遠いサイドに流れたボールを慌てて拾って左足でクロスを上げると、ボールはペナルティーエリア内で詰めてきた相手MF崔孝鎮の右腕を直撃した。
「あれは思いっきりハンドだったと思う」
松井は苦々しげに、冷笑を浮かべるしかなかった。ソウルW杯競技場に詰めかけたスタンドの日本報道陣も、誰もが思わず「ハンドッ!」と絶叫した。しかし、ウズベキスタン人のイルマトフ主審の手は上がらない。主将のMF長谷部は拝むように手を合わせて主審に詰め寄り、崔孝鎮は「故意じゃない!」と言い訳。判定は覆らなかった。
ハンドは、故意にボールを手で操作した際に取られる反則。今回の場合、崔孝鎮はボールに手が当たらないよう、手を体より後ろに引いていた。トラップミスからのクロスで、ボールもゴールに直結する軌道ではないため、ハンドとはみなされなかったようだ。