[PR]
ニュース:政治 RSS feed
首相「日中関係6月の時点に戻った」 首脳懇談の成果強調 小沢氏国会招致に含み
このニュースのトピックス:国会
菅直人首相は13日の衆院予算委員会で、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で悪化した日中関係について「6月に胡錦濤国家主席と会った時点に戻れたと思っている」と述べ、関係改善に自信を示した。
4日のブリュッセルでの温家宝首相との懇談にも触れ、「温首相と会話を交わすことでハイレベルの政治家・民間交流が再開した。全体として落ち着く方向に行っている」と首脳外交の成果を強調した。
強制起訴が決まった民主党の小沢一郎元代表の国会招致については「本人の意向に沿わなくてもやらざるを得ない時には党として判断したい」と語り、小沢氏の意向を問わず国会で説明を求めることもあり得るとの考えを示した。
一方、首相は法人税率について「政府税調などに課税ベース拡大と併せて引き下げの方向で検討を指示した」と述べ、引き下げへの意欲を重ねて強調した。
また、世界的な通貨安競争に関し、「自分の国だけ(為替レートを)低いところに人為的に誘導することはG20の協調から外れている。韓国、中国も共通ルールの中で責任ある行動を取ってほしい」と語り、中韓両国を牽(けん)制(せい)した。