気象予報士の一人として、個人的な意見を述べさせていただきます。
例えば、ある会社と気象予報の契約をした場合、はずれの基準をあらかじめ決めておいて、外れた回数が予定数を上回った場合、契約額を減額する、といった契約が具体的に存在します。
また、そのような契約が無くても、外れる回数が多すぎると、次は契約してもらえなくなる、など、プロの気象予報士は厳しい予報を要求されているのが実情です。
さらに、予報の当たりはずれだけでは無く、外れた場合、どれだけフォローしたかも問われ、国などの機関と契約すると、契約業務について評価点がつけられます。この評価点が基準以下なら、相当の期間、その機関とは契約できなくなる制裁を受けます。
このように、気象予報士の仕事は、気象災害の防止など、社会的な影響を持つ仕事をしているので、決して気楽に予報を出しているわけではありません。
一方、tenki.jpなどの、Webで誰でも利用できる天気予報は、気象庁が発表する数値予報と呼ばれているコンピュータが予想したデータを基にして、気象予報士がその地域の特性などを加味して、予報を出します。この予報は、直接的な責任はないのですが、少しも当たらない、と評価されると、誰も利用しなくなりますよね。そうすると、そのホームページは閉じることになり、ページを作成した会社は、社会から評価されなくなる、という制裁を受けることになります。だから、責任が無いように見えても、実は大きな責任を負って、予報を出しているわけで、いい加減に当たるも八卦、と言うわけではありません。
もう少し、気象予報士の仕事、天気予報の作られる仕組みなどを勉強していただけるとうれしいですね。
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