オバマ政権 初の臨界前核実験
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オバマ政権 初の臨界前核実験

10月13日 6時50分 twitterでつぶやく

アメリカ政府が、オバマ政権になってから初めての臨界前核実験を先月、実施したことが明らかになりました。

これはアメリカのエネルギー省がインターネット上で認めたもので、先月15日、ネバダ州の核実験施設で、24回目の臨界前核実験を実施したということです。エネルギー省によりますと、今回の実験は、アメリカが保有する核兵器の性能を維持するため、ことしから再来年にかけてあわせて3回予定されているうちの最初のもので、核物質が臨界に達する前に予定どおり終了したということです。アメリカが臨界前核実験を実施したのは4年ぶりで、オバマ政権下では初めてです。アメリカは、臨界前実験はCTBT=包括的核実験禁止条約でも禁止されておらず、今回の実験についても問題はないとする認識を示していますが、今後オバマ大統領が掲げる「核兵器のない世界」の実現に逆行するものではないかという批判が出ることも予想されます。アメリカがオバマ政権になってから初めての臨海前核実験を行ったことについて、長崎の被爆者で原水禁=原水爆禁止日本国民会議の川野浩一議長は、「オバマ大統領は核兵器のない世界の実現を掲げ、これまで核政策のよい面だけが強調されてきたが、一方で核兵器を維持することも表明していたので核実験の実施は予想していた。われわれは核を廃絶する、いかなる核も認めない立場なので、絶対に許される行為ではなく、厳しく非難したい」と話しています。日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会のうち、広島県被団協の木谷光太事務局長は、「去年のオバマ大統領の発言と大きく矛盾していて、非常に遺憾で残念のひと言に尽きる」と話しています。また、もう1つの広島県被団協の大越和郎事務局長は「オバマ大統領は核のない世界を掲げたのに、その精神にまったく反している。何のためのノーベル平和賞だったのか。たいへん遺憾で強く抗議したいと思う」と話しています。