平和監視時計もリセット
一方、県原水協と県被団協のメンバーら市民が原爆慰霊碑前に座り込んで抗議の意思を示しました。原水禁の高橋理事は「核兵器のない世界を目指すといいながら、核抑止論は必要だということが決して両立出来ないものであることを見事に表したものだと思う」と話しました。原爆慰霊碑前には市民らおよそ50人が30分間座り込みました。座り込みに参加した団体はオバマ大統領宛に「核兵器のない世界」を目指す一方で核実験を行ったことに「矛盾と失望を感じる」と抗議文を送りました。こちらは、原爆資料館にある「地球平和監視時計」です。最後の核実験が行われた日からの日数をカウントしています。去年5月の北朝鮮での地下核実験以来、506日が記録されていましたが、きょう、リセットされました。2001年以来13回目のリセットになります。前田耕一郎館長は「裏切られたという気持ちももちろんありますし、一方で現実というのも感じざるを得なかった」と話しました。今回の臨界前核実験は9月15日がに行われたため、核実験からきょうで28日と表示されました。前田館長は「核のない世界を目指すといっていることは、一方では希望にもつながりますよね。その声をプッシュしていくことは、現実問題として間違っていない」と続けました。
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