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クマ:建物内で射殺…デイケア施設に入り込む 福井・勝山

射殺されたツキノワグマ=福井県勝山市提供
射殺されたツキノワグマ=福井県勝山市提供

 福井県勝山市野向町聖丸、たけとう病院の併設デイケア施設「野向(のむき)の舎(いえ)」に入り込んだクマは13日午前9時ごろ、施設内で射殺された。ツキノワグマの雌3歳で、体長120センチ、体重58キロだった。12日午前7時すぎ、施設玄関で女性看護師(56)を襲い、けがを負わせていた。

 クマがワナにかからないため13日午前8時ごろ、地元の猟友会メンバーや県、市職員の計6人が施設内に入った。約30分後に1階ステージ上の狭い空間に入り込んでいるのを発見。麻酔銃も準備したが、クマのいる場所が高さ約5メートルで間口が狭く、脚立を使うなどするのは危険と判断し、散弾銃3発を使ったという。

 デイケア長の池端定男さん(54)は「ようやく終わってほっとしている。消毒して15日からデイケアを再開したい」と話した。

 施設から約300メートル離れた市立野向小学校の石川康宏校長は「射殺した話は聞いたが、近辺にはクマの出没が大変多く、警戒を緩められない。子どもたちには登下校で鈴を持ち歩き、山沿いに近寄らないことなどを呼びかけていく」と話した。【橘建吾、安藤大介】

毎日新聞 2010年10月13日 13時11分(最終更新 10月13日 13時22分)

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