海外の富裕層に日本の先端医療を提供する「医療観光(メディカルツーリズム)」の広がりと、外国人患者と医師らの橋渡しをする「医療通訳」の課題を検討する「メディカルツーリズムと医療通訳を考えるみんなのシンポジウム」が24日、西宮市北口町の市大学交流センターである。
日本や中東、欧米の患者を多く受け入れるタイの病院長や中国・北京などで診療経験が豊富な歯科医師らが、外国人診療でぶつかる医療文化の壁や克服法を報告。日本で医療通訳普及に取り組む中村安秀・大阪大教授や一線で活躍する通訳者らを交え、外国人診療のあり方や医療通訳の将来を考える。
医療通訳研究会(MEDINT)=神戸市中央区=主催。午後1時半から。資料代1000円。申し込みはMEDINTへファクス(078・230・3080)かメール(medint2005@yahoo.co.jp)で。【林田七恵】
毎日新聞 2010年10月13日 地方版