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地下700mから特殊カプセルで引き上げ

 チリ北部コピアポ郊外で起きた鉱山落盤事故で、地下約700メートルに閉じ込められた作業員33人は1人ずつ鋼鉄製カプセル「フェニックス(不死鳥)」に入り、大型重機によってケーブルで引き上げられる。ゴルボルネ鉱業相は「完了まで48時間」としているが、作業が順調に進めば短縮される可能性もある。

 報道などによると、救出作業が始まると、医師を含む救出隊員4人がまずカプセルで地下に下りて作業を指揮。暗い場所に慣れた目を保護するため、作業員らは紫外線を全面的にカットする特殊サングラスをかける。33人は3つの組に分けられ、緊急事態にも対応できそうなベテラン作業員らから順にカプセルに乗り込み、次に体が弱っている人たち、頑強な人たちと続く。

 カプセルは長さ約4メートル、直径54センチの筒型で非常用酸素ボンベ4本も搭載。心拍数などを遠隔監視するモニターを着用、通信機器を備えたヘルメットもかぶり、引き上げ中は地上と交信し気持ちを落ち着かせる。大型重機が秒速約1メートルで巻き上げ、10~20分で地上に到達する見通しだ。

 地上では医師や看護師、心理士ら約20人が12時間交代で待機。コピアポ市内の病院に搬送されるまで、仮設診療所で作業員の心身のケアに当たる。(共同)

 [2010年10月13日7時29分]


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