判定勝ちした向井寛史
「デイリー後援・116ポンド契約8回戦」(11日、住吉区民センター)
向井寛史(六島)が大差判定で、デビュー4連勝を飾った。インドネシアSフライ級王者アニス・セウフィンを一方的に打ちのめし、2回と3回に合計3度のダウンを奪った。その後はカメのように丸まってガードを固める相手を攻めあぐね、倒すことができずに終了のゴングを聞いた。
プロ初のKO勝利はお預けとなり、「悔しい。倒すチャンスはあったけど、自分の引き出しが少なかった」と唇をかんだ。それでも4戦4勝となり、「勝てたことにはホッとしている。収穫もいっぱいあった」と笑顔を浮かべた。
3戦目で東洋太平洋ランカーを倒し、現在は同Sフライ級12位にランクしている。「次はできればタイトルマッチがしたい。名城さんの8戦目の記録も塗り替えたい」ときっぱり。全勝のホープは、国内最速での世界王座獲得を見据えている。
(2010年10月11日)