「新日本」(11日、両国国技館)
棚橋がテキサスクローバー固めで内藤を返り討ちにした。年の瀬のIWGP王座挑戦権の“査定マッチ”は、場外戦で左ひざを悪化させながらも、ピンチを克服して大きな白星を手中にした。
内藤には3月のニュージャパンカップで敗退。8月のG1でも30分タイムアップで引き分けた。今年3度目の一騎打ちは敗北は許されなかった。左ひざの激痛に耐えながら、相手のスターダストプレスを自爆させると一気に勝負を決めた。
試合後は「厳しい戦いだった。ファンには心配をかけた。エースは力強くなくちゃね。ベルト?久しく巻いてないからな」と復権への手応えも口にした。IWGP王座4度目の戴冠へ向けて標的も定まった。新王者となった小島にはG1決勝で敗退しており、リベンジ舞台を見据えた。
(2010年10月11日)