神からくだりし五器売りを 五器を売らぬで娘売る 娘のお名をば何と申す 細よし細丈供御と申す
髪には水牛の櫛をさし 胸には法華経を垂れ下げて 御手には水晶の数珠を持ち 
腰には緞子の帯を締め 足には 紫足袋を履き こうやじゃなければ売られのさ
紺頭巾ないのさぬ無阿弥陀仏 南無阿弥陀・・・・
 「芸術か猥褻か?」という問いの一番遠い処に身をおく孤高の作家、鏡堂みやびの回顧展。いくは浄土か穢土か、滴る汗を拭いながら観る緊縛まぐあいの恍惚、旧盆をはさみ修羅の開催。

鏡堂みやび Miyabi Kyoudou / プロフィール
1957年、北海道札幌に生まれる。同志社大学文学部卒業。SM雑誌編集長、緊縛師、商業デザイナー、漫画家、脚本家などをしながら1980年代後半より、現在のスタイルの「緊縛秘画」を制作する。2005年、石井隆監督作品、映画「花と蛇2」では主演の杉本彩をモデルに緊縛画を描いている。東京都世田谷区在住。


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