アフガンで拉致の英国人、救出作戦で手りゅう弾受け死亡か
[ロンドン 11日 ロイター] キャメロン英首相は11日、アフガニスタンで拉致された英国人女性が救出作戦中に死亡した事件について、米部隊が率いた同作戦で手りゅう弾を受けて死亡した可能性があると明らかにした。
死亡したのは、米国際援助団体の職員リンダ・ノーグローブさん(36)で、9月26日にパキスタンとの国境付近でアフガニスタン人の同僚3人とともに、反政府武装勢力タリバンとみられるグループに拉致されていた。10月8日に行われた米軍主導の救出作戦の際に死亡したが、英外務省は9日に出した声明で、ノーグローブさんは武装組織の自爆に巻き込まれて死亡したと発表していた。
一方、アフガン駐留米軍のペトレアス司令官から連絡を受けたキャメロン首相は、当事者への事情聴取などの結果、ノーグローブさんが救助作戦の手りゅう弾により死亡した可能性が分かったと発表。今後、米英両国が事件の徹底的な検証を進めていくと述べた。
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チリ落盤事故、13日から救出開始
チリの鉱山落盤事故で、チリ当局は11日、地下に閉じ込められた作業員33人を救出する作業を、13日午前0時(日本時間同日正午)から始めると発表した。
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