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アフガンで英女性死亡、米軍の手りゅう弾か

　イギリスのキャメロン首相は、アフガニスタンで武装勢力に拘束されていたイギリス人女性が救出作戦のさなかに死亡したのはアメリカ軍側が投げた手りゅう弾が原因だった可能性があると明らかにしました。

　「（調査によれば）リンダさんは救出部隊が投じた手りゅう弾によって亡くなった可能性があります」（イギリス・キャメロン首相）

　キャメロン首相はこのように述べて、アフガニスタンで武装勢力に拉致・拘束されていたイギリス人女性・リンダ・ノーグローブさんが８日、アメリカ軍特殊部隊による救出作戦のさなかに死亡したのは特殊部隊側が投げた手りゅう弾が原因だった可能性があると明らかにしました。キャメロン首相は「事実関係は確定しておらず、米英共同でさらなる調査が行われている」と述べたうえで、「アメリカ軍部隊が危険を冒して救出作戦を行ったことに感謝する」と、アメリカ側に配慮も見せました。

　ノーグローブさんの死については当初、武装勢力側の自爆に巻き込まれた、との情報が伝えられていました。アメリカの援助団体で働いていたノーグローブさんは先月２６日、アフガニスタンのクナール州を走行中に拉致され、その後、山岳地帯を村から村へと連れ回されていたとみられています。救出作戦を行うにあたっては、米英両国の間で打ち合わせが繰り返され、キャメロン首相も了承していました。（12日03:39）