今度こそ…横浜、３年連続「ＦＡ捕手」獲得へ

　横浜が３年連続のＦＡ補強で正捕手獲得に動くことが１１日、分かった。今オフはレギュラークラスの捕手４人が新たにＦＡ権を取得しており、人材は豊富。その中でも守備力を重視しており、西武・細川、広島・石原の動向に注目している。

　横浜は０８年オフには阪神からＦＡ宣言した野口、昨年オフはロッテからＦＡ宣言した橋本を獲得したが、いずれも正妻の座をつかむことはできなかった。野口は２年間で計１９試合の出場にとどまり、今季限りで退団。橋本も今季はわずか４３試合出場で打率・２４６、２本塁打、盗塁阻止率・１２５と期待を裏切った。

　３年連続最下位からの上位浮上へバッテリー強化は急務だ。今季の７４３失点、盗塁阻止率・２１１はいずれもリーグワースト。若手投手陣のクイックが未熟だったことを差し引いても、盗塁で得点圏に走者を許すケースが目立った。今季９０試合とチーム最多のマスクをかぶった武山も盗塁阻止率・２４７。打撃面でも打率・１８７、１本塁打と物足りない成績だった。ＦＡで捕手を３年連続獲得するとなると、極めて異例の事態だが、正捕手不在の弱点を解消するためにも全力を注ぐ。

[ 2010年10月12日 ]