NHK栃木県のニュース 宇都宮放送局
臓器「提供しない」登録急増
死亡したあと、臓器を提供するかどうかの意思を、日本臓器移植ネットワークのホームページに登録した人のうち、「提供しない」とする割合が、ことし7月の改正臓器移植法の施行後、大幅に増え、9月は、およそ3人に1人に上っていたことがわかりました。
日本臓器移植ネットワークは、死亡したあと、自分の臓器を心臓や肺などの移植を待つ患者に提供するかどうかの意思を、あらかじめ登録できるホームページを運用しています。
意思の登録は平均で、毎月およそ2000人程度でしたが、7月に改正臓器移植法が施行されたあとは、▼8月におよそ7300人、▼9月におよそ6300人の登録があったということです。
さらに、それまでほとんどなかった、臓器を「提供しない」とする割合が大幅に増え、9月はおよそ1800人と全体の29%に上ったということです。
3年前に運用が始まってから、登録はこれまで7万7000人あまりに達していて、家族が臓器提供を承諾する際に、移植コーディネーターが本人の意思を確認することになっています。
臓器を「提供しない」とする登録が増えたことについて、日本臓器移植ネットワークでは、「本人が拒否していなければ、家族の承諾によって脳死からの臓器提供ができるようになったため、臓器提供を自分の問題として考える人が増えた表れではないか」と話しています。
10月12日 10時03分
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