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都内の振り込め詐欺増加 「訛りがない」ことも理由?
東京都内で8月に発生した振り込め詐欺の件数が179件(被害額約3億2030万円)に達し、平成20年11月以降、最多を記録したことが24日、警視庁犯罪抑止対策本部の調べで分かった。また、被害が都内に一極集中していることも判明した。
同本部によると、都内で1〜8月に発生した振り込め詐欺は1084件(被害額約18億850万円)で、前年同期比275件(同約4億1660万円)増。20年11月以降で発生件数が最も多かったのは今年4月の155件(同約2億4970万円)だったが、8月はさらに24件も上回った。
全国的にも都内の被害が目立ち、21年7月から今年8月までの15歳以上の人口10万人当たりの被害者は16・54人と、東京を除く全国平均5・74人の約3倍に上った。
同本部の幹部は「(だましの電話で)方言はなかなかまねられないので、なまりがない東京が狙われるのでは」と分析している。