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尖閣諸島問題について  

2010年 10月 12日

◇これは、中国にとって不利益なことである。

尖閣諸島。
中国漁船と海上保安庁巡視船との衝突事故で、にわかに注目された島々である。
尖閣諸島は、日本の石垣島から170kmも離れている無人島である。台湾から同じく170km、さらに中国からは330kmも離れている。
本来、この島は、誰のものでもなかった。
このような島に、子々孫々、人間が生活できるものでもなかろう。
昔は、何の価値もない島であった。往来するものは、鳥と魚だけの絶海の孤島である。
この島は、明治時代に日本の領地とされたものである。
しかし、近年、海洋資源や海上輸送路など、国益に関する理由から価値ある島になった。
中国が領有を主張すれば、当然、日本は国益を守るために抗議する。
また、台湾は、中国の進出は国防上黙認できないから領有を主張するのである。
さて、この紛争はどのようにしたら収まるのであろうか?
例えば、この島を、三国(日本・中国・台湾)で共有にするとどうなるであろう。
魚釣島を3分割して統治する。すると、中国は上陸し、場合によっては、海底油田の掘削を始めるかも知れない。そうなると、日本は海上保安庁の巡視船を常に置くことになる。台湾は、国防上、中国の行動を阻止しようと動く。そして、紛争は、今以上に拡大するであろう。
ちなみに、中国海軍が尖閣諸島に動いたらどうなるか。
そんな馬鹿なことはしないだろうが、それは物凄く中国の印象を悪くする。
日本は海上自衛隊を温存しつつ、国際世論に訴えるだろう。沖縄に米軍の艦隊がある限り、中国は手を出せない。そのうち、中国海軍は撤退せざるを得ない。
ともかく、今後も、不法操業や上陸は続くだろう。その都度、海上保安庁は出動する。そのことを、延々と繰り返す。そうして、均衡は保たれるのだ。
私は、尖閣諸島に自衛隊を駐屯させるなどの強硬な行動には反対である。
このまま、無人の島として残し、三国の緩衝材として使うべきだ。
中国とて、この島に固執し、トラブルを繰り返すことは得策ではない。
反中国感情を必要以上に刺激し、日本の軍備増強を目覚めさせる可能性もある。
何より、中国がこのことで騒ぎを起こすことは、世界の国々から信用を落すだけである。
私は、中国は、本気で尖閣諸島を領有しようと考えてはいないと思う。
何かの有事の際の外交手段としての戦略上の行動ではないか。例えば、中国海軍の活動領域を拡大するためのデモンストレーションであろうか。
ともかく、この問題は、日本は優柔不断に対応するのがベターだと思います。

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# by sokanomori | 2010-10-12 21:49 | 戦争・紛争 | Trackback | Comments(0)

ノーベル平和賞の波紋  

2010年 10月 11日

            ◇以下の意見は、あくまで私の個人的見解です。

ノーベル平和賞。
科学や物理などとは違った分野であり、その決定は簡単ではないと思う。
今、劉暁波(りゅう ぎょうは)氏への授与決定で、世界が揺れている。
私にとっては、今回のノーベル平和賞の決定は衝撃的なニュースであった。
中国政府にしてみれば、大変な屈辱であり、容認できない内容のものである。
このノーベル平和賞の授与を決定した人々も、この決定が、大きな波紋を広げることは十分に分かっていたことであろう。
1989年にノーベル平和賞を受賞したチベットの仏教指導者ダライ・ラマ14世は、国外での受賞であった。今回は、中国政府からすれば投獄している思想犯である。
思想犯がノーベル賞を受賞したら、その国家は悪のレッテルを貼られるに等しい。
アウンサンスーチー女史は、軍事政権への抵抗運動で納得のいくものであったが、今回の決定は私は個人的に納得しにくい。その理由は、国家間の利害関係でノーベル平和賞を「道具」にしているのではないかと感じるからである。
実は、私は、オバマ大統領の受賞もヘンに感じた。まだ、仕事をする前から、受賞はないだろうと感じたのです。
さて、現在、世界の国々と国交のある中国。オリンピック、万博、あらゆる世界の国々との交流を果たしている中国。その大国に、波紋を広げる行為は、何かの制裁のように感じる。
勿論、中国には、私たちから見れば違和感もある。
言論の統制、宗教活動の統制は、過去から批判されている。中国の言論の取り締まりは厳しい。民主化運動をすると投獄である。インターネットも遮断される。
加えて、国際ルールへの順応不足も指摘されるところだ。
中国は人民元の貨幣価値を、国家が決定している。今、人民元は不当に安い。この安さのお陰で、中国製品は全世界で飛ぶように売れている。アンフェアな経済活動との指摘がある。
私は、過去、中国元(写真)を購入した。
これは、中国の実力からして、安過ぎる貨幣価値ということで、将来、必ず価格が上昇すると考えたのだ。しかし、中国元は上がらない。そのうち、円高が急速に進んで、売るに売れなくなってしまった。(笑)
これらは、いつか解消されなければならない項目である。
ただ、中国のお家事情もあろう。中国政府は歴史的に見て、大きな失政もあったが、貧困の国土から今の繁栄を作ったことは評価されることだと思う。逆に、急速な民主化は、国家運営機能の崩壊を招く可能性があると考えているのではないか。劉暁波氏に対し、「批判だけの運動、反対だけの運動に、何の偉大性があるのか」とも思っているのであろうか。
難しいのだ。これが世の中なのだ。白黒つけられないことは沢山ある。
このノーベル平和賞の授与決定の是非は、今の段階では分からない。
10年、20年後に、その答えは出るだろう。
中国には、社会主義というジレンマはあるだろうが、世界第2位の経済大国になった現在、世界が納得する基盤を一日も早く整えて欲しいと願うものです。
勿論、劉暁波氏の釈放は強く望みます。
私とは違う、そうかねっとさんの意見は、→ここをクリック!^^

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# by sokanomori | 2010-10-11 23:04 | 戦争・紛争 | Trackback | Comments(13)

終わらない戦争  

2010年 08月 19日

                 ◇長引く戦争の緊張で起こる精神病
いつも、気になるニュースがある。
ときどき、同じような記事を目にする。
一昨日は、公明新聞にも「アフガニスタン紛争」に関する記事があった。
上写真は、先月の読売新聞。その紙面には、泥沼化する紛争に疲弊するアメリカ軍兵士の悲劇が語られていた。アフガニスタンとイラク‥。いつまで、戦争が続くのだろう。
2001年9月11日の同時多発テロが引き金となり、アフガニスタン戦争は始まった。今もその戦争が続いている。タリバンは、永遠に反抗するつもりなのだろうか。
2003年に開戦したイラク戦争も、その後遺症たるテロ攻撃が収まらない。
この終わりなき戦争に、米国の将兵は「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」という精神病に悩まされているという。
------------------------------------------
「(米国で)家にいても、ドアがばたんと閉まる音がすると、あわてて床に伏せ、銃などないのに、手に取ろうとする」
「イラクでは、陸橋の下などに爆弾が仕掛けられているケースが多く、今でも(米国で)陸橋をクルマで通るときは恐い」
------------------------------------------
PTSD患者は、神経系統に複雑な問題を抱える。不眠症や頭痛、心理的不安に襲われるという。今、これらの戦争で生まれるPDSD患者は増加し続けている。これらの患者に、抗うつ剤などを投与しても効果が上がらないことから、はり治療や、霊気(手をかざして治療する方法)などが研究されているらしい。
戦争とは、何と辛い仕事であろうか。消耗戦に、強者も悩み、神経をやられる。放置もできない。止めることもできない。勝利は得られないのか。まさに、無限地獄のような様相である。
世界中に悲惨がある。この悲惨を、どのように解決していくのか。
悩ましい人類の歴史が続く。
イラク紛争の過去の記事は、→ここをクリック!

      

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# by sokanomori | 2010-08-19 22:39 | 戦争・紛争 | Trackback | Comments(2)

コレガ人間ナノデス  

2010年 08月 06日

              ◇日本は、世界唯一の原子爆弾の被爆国です。

      

原 民喜(はら たみき)
1905年11月15日、広島県広島市幟町に生まれる。
1951年3月13日没。小説家、詩人。
原民喜の「原爆小景」という連詩がある。以下は、その連詩の抜粋である。
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コレガ人間ナノデス
原子爆弾ニ依ル変化ヲゴラン下サイ
肉体ガ恐ロシク膨脹シ 男モ女モスベテ一ツノ型ニカヘル
オオ ソノ真黒焦ゲノ滅茶苦茶ノ 爛レタ顔ノムクンダ唇カラ洩レテ来ル声ハ
「助ケテ下サイ」ト カ細イ 静カナ言葉
コレガ コレガ人間ナノデス 人間ノ顔ナノデス

真夏ノ夜ノ 河原ノミヅガ
血ニ染メラレテ ミチアフレ
声ノカギリヲ チカラノアリツタケヲ オ母サン オカアサン 断末魔ノカミツク声
ソノ声ガ コチラノ堤ヲノボラウトシテ
ムカフノ岸ニ ニゲウセテユキ

ギラギラノ破片ヤ 灰白色ノ燃エガラガ
ヒロビロトシタ パノラマノヤウニ
アカクヤケタダレタ ニンゲンノ死体ノキメウナリズム
スベテアツタコトカ アリエタコトナノカ
パツト剥ギトツテシマツタ アトノセカイ
テンプクシタ電車ノワキノ 馬ノ胴ナンカノ フクラミカタハ
プスプストケムル電線ノニホヒ

水ヲ下サイ
アア 水ヲ下サイ ノマシテ下サイ
死ンダハウガ マシデ 死ンダハウガ アア
タスケテ タスケテ 水ヲ 水ヲ ドウカ ドナタカ
オーオーオーオー 
オーオーオーオー

夜ガクル 夜ガクル
ヒカラビタ眼ニ タダレタ唇ニ
ヒリヒリ灼ケテ フラフラノ コノ メチヤクチヤノ顔ノ
ニンゲンノウメキ
ニンゲンノ
--------------------------------------------------------
1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分、広島に人類初の原子爆弾が投下された。その3日後の8月9日午前11時2分、長崎に2つ目の原子爆弾が投下された。
この2つの爆弾によって、21万人が瞬時に死亡したとされる。
今年は、その原爆投下から65年である。私たちは永遠に、この惨劇を語り継ぐだろう。
過去の原爆の記事は、→ここをクリック!

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# by sokanomori | 2010-08-06 06:36 | 戦争・紛争 | Trackback | Comments(4)

沖縄戦  

2010年 08月 04日

               ◇公明新聞に掲載された沖縄戦の記事。
公明新聞の戦争記事を読んだ。
久場千恵さん(82歳)の衝撃的な体験が掲載されていた。(以下、抜粋)
------------------------------------------------------------
看護婦養成所に入ったのは、昭和19年4月でした。
当時16歳でした。同期生は5人いました。
この年の10月、沖縄本島に大空襲があり、那覇市のほとんどが焼失しました。病院も使えなくなりました。父は召集令状を突き付けられ、防衛隊につれて行かれました。
翌年の4月、米軍が沖縄本島に上陸しました。
私たちは、地下壕の野戦病院にいました。艦砲射撃、迫撃砲の砲弾が雨のように降り注ぎ、傷病兵が次々にタンカに載せられて運び込まれました。
薬は満足になく、重傷者は助かる見込みはほとんどありません。
麻酔もありません。足の切断など、看護婦や衛生兵が、手術台の傷病兵の体を力一杯押さえつけて行いました。切断される兵士も、看護婦も悲鳴を上げていました。
壕内は、重傷者で一杯でした。砲弾の破片で、顔の大部分がえぐれてしまった兵士。
頚椎(けいつい)の骨の奥までウジ虫が入り込んでいる兵士。
死んでいく時は、多くの人が「お母さん」と言って死んでいきました。
5月になり、地上戦が激しくなると、野戦病院に移動命令が出ました。
私たちも壕を後にしました。壕を出て、しばらくすると、前を歩いていた同期の金城静子さんがバッタリ倒れました。見ると、迫撃砲の破片がのどを貫通していました。
即死です。17歳でした。
その後は、壕を転々としました。
移動の途中、偶然、父とすれ違いました。やせ細った父が涙を一杯にため、「この時局だから仕方ない。体に気をつけてな」と言い残して立ち去りました。これが、父を見た最後です。
逃げ惑う住民に、容赦なく砲弾が打ち込まれました。
水もなく、食料もなく、精も根も尽き果てて数人で動けなくなっていたとき、米兵に保護されました。私の家族は、父と兄嫁、姪と弟が死亡。家族の多くが手榴弾の破片を浴びました。
------------------------------------------------------------
以上の内容は抜粋です。
原文は、涙なくして読めません。読んで、悔しさと腹立たしさで一杯になりました。
沖縄戦では、15万人の県民が犠牲になっています。
広島と長崎への原爆投下の日。そして終戦記念日が今年も来ます。
私たちは、永遠に、この戦争を語り継がなければなりません。
絶対に、風化させてはならない。
今年は、終戦から65年目になります。

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# by sokanomori | 2010-08-04 00:02 | 戦争・紛争 | Trackback | Comments(4)

イラクと日本  

2010年 03月 10日

             ◇血の海からしか、民主主義は生まれないのか。
上写真は、昨日の読売新聞である。
イラクで本格政府発足後、初めての選挙(定数325・任期4年)が行われた。
独裁政権崩壊から7年。この選挙投票日、バクダットでは爆弾テロが相次いだ。
独裁者フセインの残党たち。暴力で新時代の前進を阻止しようというのか。
イラクでは、様々な勢力が利権の拡大に奔走し、候補者の暗殺など、想像を絶するテロが頻発している。イラク戦争後、今も尚、200万人を超える人々が周辺諸国に逃れたままだ。テロで両親を失い、家を破壊された惨めなる人々。その暴力の被害者の話は、聞くに耐えない。
過去、ビクトル・ユゴーの生きた激動のフランスと同じだ。
そこで繰り広げられたのは、特権階級政治と民主主義との闘争であった。民主主義という民衆のための政治は、血で血を洗う抗争の中から生まれた。
世界は、このイラクを支援するべきだ。そして、民主化への確固たる革命を果たさせるべきだ。テロの続発の中で、ある女性が呟いた。「本当に怖いのは、選挙のあと。連立を巡る駆け引きが始まれば、また抗争になるわ」
フランスでも、民主主義を勝ち取るのに100年かかった。日本でも、幕末から太平洋戦争を経て民主主義になった。イラクは、圧政と暴力の長い人類の歴史にピリオドを打つべきだ。善良なイラク人たちよ。どうか、暴力に屈しないで欲しい。混迷の修羅の世界を転換して欲しい。
一方国内では、今、民主党の支持率が急落している。
民主は、埋蔵金から予算を確保した上で、過去最大の44兆3000億円もの国債を増発する。
マニフェストで掲げた「無駄を削り7兆円を確保する」という目的を民主は果たせなかった。
できたのは、たった0.9兆円だけ。この削った予算は、学校の耐震化や科学技術振興費など、本来残さなければならない重要な予算であった。
その重要予算を削り、高速道路を無料化、基本的に国営化させるつもりだ。
加えて、民主は、郵政民営化をストップさせ、再び国営化しようとしている。
「官から民へ」と言っているのに、やっていることは逆のことである。
いずこの国にあっても、大事なことは国民の幸福だ。私たちは、しっかりと政治を監視しなければならない。日本の7月の参院選挙。よ~く見定めて投票することが肝要だ。

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# by sokanomori | 2010-03-10 00:02 | 戦争・紛争 | Trackback | Comments(6)

宗教とは何か  

2009年 10月 20日

                 ◇イランの宗派対立について思うこと
自爆テロはイラクだけではない。
東南アジアでも、その他の中東諸国でも、悲惨な殺戮が繰り返されている。
昨日の読売新聞に、スンニ派とシーア派の宗教間抗争の記事が掲載されていた。
抗争は1979年から続いており、警察署やモスクへの爆弾テロが各地で頻発している。
一昨日は軍幹部を狙った自爆テロで多数の犠牲者が出た。
イランは、国民の98%がイスラム教スンニ派によって占められ、スンニ派の思想の元に法律が作られている。その中にあって、シーア派は少数ということもあって、差別され、国政からも放置されてきた。シーア派の生活環境は無法地帯となり、麻薬・武器輸入の温床になっている。この2つの宗派の間では、終わりなき抗争が延々と続いているのである。
その少数派を米英が支援している。故にイラク政府は強い敵愾心を持ち、今回のテロの怒りを米英に向けている。政府議員関係者から、「米国に死を!」との怒号が叫ばれた。
さて、宗教とは何だろう。宗教とは人々を対立させ、抗争を生む導火線なのであろうか。
否、これは間違った宗教なのだ。第一、小数派だから、あるいは思想が違うからという理由で、一国の政府が他宗教を力で弾圧し、自滅を待っているようなことが許されるものではあるまい。逆に、被害者意識と恨みから、自暴自棄となり、自爆テロという暴力で対抗する少数派にも大きな問題がある。双方、泥沼の抗争である。
イスラム教は様々な派に分かれている。コーランは同じでも、解釈が違う。解釈が違うのであれば、それは別の宗教ということになる。
日蓮大聖人の仏法も同じである。現在、日蓮宗系は20派以上存在し、その解釈は天地ほどの違いがある。中には稲荷を祭り、意味不明の仏像を拝んでいる宗派もある。天台宗も真言宗も、あるいは浄土宗、その他各種宗教のことごとくが、20前後の宗派に分かれている。
どの宗教も、時の経過と共に諸派に分裂するようだ。
大事なことは、真に、人間の幸福のための宗教かどうかである。戦争や自爆テロを推進する宗教など、本来の教義に逸脱した邪教に違いないのだ。
私たちは共存共栄の社会を望む。創価思想とは、地球市民主義の異名である。
地球市民思想を提唱した牧口先生の記事は、→ここをクリック!

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# by sokanomori | 2009-10-20 23:22 | 戦争・紛争 | Trackback | Comments(10)

9.11  

2009年 09月 11日

                ◇人類史上、最大最悪のテロに思うこと

2001年9月11日深夜のことである。
TVに異様な光景が映し出されていた。
音声のない生映像。1棟の高層ビルから黒煙が上がっている。何だろう‥。当初、セスナ機でも衝突したのかと思った。言葉少なに、旅客機が衝突したとのアナウンス。呆然と見ていると、次なる飛行機がもう一つの高層ビルに激突した。
「あっ!」と、私は驚きの声を上げた。
これは、ただ事ではない。
固唾を呑んでTVを見ていると、やがて、最初に黒煙を上げていた高層ビルが崩落した。
続いて、もう一つのビルも同様に崩落‥私は、ただ、呆然とし、恐怖に震えた。
私は、一部始終をライブで見た一人である。上写真は崩落現場、左下写真は、私のスクラップブックである。スクラップブックには、当時の私の心境がメモとして残っている。そこには、「お互いが鉄のツメを持って、肉を引き裂いている。信じられない。21世紀を戦争と差別から開放しようというのに、最初からこれだ」と書いている。
このテロで、5000人以上の死者、数万人の遺族が生まれた。世界がこの惨劇に涙を流しているとき、その実行犯たちは手を叩いて喜び、熱狂していた。
アメリカは激怒した。世界も激怒した。そして1ヶ月後、アメリカはアルカイダの拠点のあるアフガニスタンを徹底して空爆。大軍を投入して、ついに抵抗勢力を壊滅させた。今もその残党がアフガンで暗躍しているが、断じて復活させてはならないと思う。
彼らの邪悪な行為の背景には、困窮した経済と米国に対する憎悪、極右イスラム教が存在している。彼らの名をアルカイダともタリバンともいう。彼らの宗教は、イスラム教の本来の教えではない。彼らは暴徒だ。その証拠として、タリバンの暴力行為を恐れて、アフガニスタンを亡命した同国民の数は、当時、370万人もいたのである。
彼らは復讐に生き、復讐に死ぬことを奨励する悪魔的組織である。この自爆テロは、旧軍国主義日本における特別攻撃と同じであり、加えて極右イスラムは靖国思想と同類である。
靖国思想の記事は、→ここをクリック!
宗教の根本目的は幸福の追求である。イスラム極右思想の早期解体を望むものである。

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# by sokanomori | 2009-09-11 22:11 | 戦争・紛争 | Trackback | Comments(23)

終戦記念日  

2009年 08月 15日

                 ◇戦争で死んだ人々、残された人々。
8月15日。軍国主義日本が滅んだ日だ。
310万人の日本人が死亡した世界大戦。日本は焦土と化した。修羅の国は、民主主義の国に敗北した。以来、64星霜。恐ろしい戦争だった。
今、北朝鮮の異常性を我々は非難しているが、64年前は日本も同じだった。
9・11の同時多発テロで、アルカイーダが自爆テロを決行し、今も、中近東などで同様のテロが繰り返されている。今、日本人は、凄惨なテロ攻撃が理解できないと論評しているが、自らの命を捧げて戦った日本軍の特別攻撃も同じ行為ではなかったか。
広域に兵器として送り出され、海の藻屑となり、山河の土となった惨めなる人々がいた。
そのことを、私達は断じて忘れてはならない。生きて帰国した人々も、自らの手を血に染めて、地獄を演じて帰国した。中国で、韓国で、あるいは東南アジアで、日本軍の蛮行の記録はほとんど残されていないが、それは帰国者が口を閉じているからである。
南京大虐殺もユダヤ人殺害もなかったという馬鹿な連中がいるが、それは嘘である。大虐殺はあった。凄惨な写真が残っているではないか。
軍服と勲章で着飾った美しい兵士も、国外では鬼人となり、略奪者となって暗躍した。
この分野の歴史を学べば、本当に嫌なことだらけだ。戦争は美しいものではない。地獄なのだ。もう、殺し合いはやめよう!人の不幸の上に、自らの幸福を築くことはやめよう!
これからは、幸福追求の競争時代にするべきだ。創価学会は、牧口先生の時代から、このことを提唱している。殺し合いの競争なんて、まっぴら御免だ。
戦争で死んだ幾百万の人々。愛すべき家族を失った幾千万の人々。
8月15日は、辛い過去を想い出させてくれる。ご冥福をお祈りいたします。

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# by sokanomori | 2009-08-15 22:18 | 戦争・紛争 | Trackback | Comments(8)

世界大戦の死者数  

2009年 08月 08日

8月というと、原爆の日、あるいは終戦記念日などが重なることから、「戦争」という出来事を考える月でもある。本日は、第二次世界大戦での被害について述べてみたい。
「夜と霧」の出版者の序という前書きに、かの世界大戦での犠牲者の数が書かれている。
以下に、兵士並びに民間人の死者・行方不明者の数だけ抜粋する。

◆オーストリア:34万人 ◆中国:150万人(兵士のみ/民間人は計測不可能) 
◆フランス:37万人 ◆ドイツ:380万人 ◆日本:316万人 ◆ポーランド:555万人 
◆イギリス10万人 ◆アメリカ52万人 ◆ソ連:1050万人 
◆ユーゴスラビア:170万人(兵士のみ/民間人計測不可能)

死者・行方不明者の合計は、2754万人である。この数字には、その他のヨーロッパ諸国(イタリア等)や北アフリカや中東、アジア諸国は含まれていない。加えて、中国やユーゴスラビアなどの民間人犠牲者も含まれていない。重大な傷病を負った者は、上記の数値と同等規模に及ぶ。ドイツのアウシュビッツ収容所だけで、300万人の人命が絶たれている。

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追伸:中国の民間人を含めた死者・行方不明者の数は、1000万人前後と考えられています。
ご冥福をお祈りしつつ、反戦平和運動の継続を決意するものであります。
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# by sokanomori | 2009-08-08 22:53 | 戦争・紛争 | Trackback | Comments(0)

神国日本の崩壊  

2009年 08月 06日

   ◇原爆が落ちて64周年です。

今日は、広島に原爆が投下された辛い日。
昭和20年8月6日午前8時15分、原爆が広島で炸裂。3日後の8月9日午前11時2分、長崎にも同様に原爆が投じられた。この2つの爆弾によって21万人が瞬時に死亡したとされる。
核分裂で放出された4000度の熱線と、350万パスカル(1平方m加重35t)という台風の1000倍の爆風と、さらに1平方㎝に1兆を超える中性子の放出によって広島と長崎は壊滅した。
友人、恋人、未来ある若者たち‥。人々の会話と笑顔は、どこかに消え失せた。破壊された廃墟の街に、放射能を含んだ黒い雨が降り注ぎ、身体に深く刻まれた傷跡にはウジ虫が徘徊した。生きていることが幸せなのか、死んだ方が幸せなのか、誰も分からない地獄絵図。未来への希望はどこにも見つからなかった。
弱肉強食の国家主義によって、靖国神社という人を兵器に変える宗教によって、全国民が戦争に動員された昭和という時代があった。人を殺す道具に仕立てられた人々は、異国に運ばれ、山や川、草原や洞穴、あるいは深海の底に、骨として散らばった。
国家が、徹底した思想統合を図り、宗教を人間の上に置いた結果、「骸骨路に充てり‥悲しまざるの族(やから)あえて一人もなし」(御書19頁)」の世を出現させ、もって「四方の賊来って国を侵す」(御書20頁)の御金言の通り、神国日本は米露中の各国に攻められ、ついに壊滅したのである。
二代会長戸田城聖先生は、昭和32年9月8日、原水爆禁止宣言をされ、「原水爆を使用するものは、魔物であり怪物である。これを使用したものはことごとく死刑にするべきである」と獅子吼されたのである。我らは、未来永劫、侵略戦争と過剰なる殺戮を許さない。地の果てまで核兵器を追い詰めることだろう。
今、隣国の朝鮮半島に、過去の神国日本のような国がある。広島・長崎レベルの核爆弾を複数所有する北朝鮮だ。私達は傍観してはならない。即刻、国内への兵器持込を阻止する法案を通過させなければならない。民主党は、この法案の決議をボイコットした。これは大きな汚点だ。その過去の記事は、→ここをクリック!

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# by sokanomori | 2009-08-06 23:03 | 戦争・紛争 | Trackback | Comments(8)

北朝鮮の核実験  

2009年 05月 28日

                   ◇油断禁物、先々の用心が大事
何の効果を狙ってやっているのでしょう。
偽札を作り、麻薬や兵器を売り、他国に勝手に潜入して人をさらう。恫喝し、ウソをついて金品を奪う。漫画の世界に登場する悪の国家が、私たちの目と鼻の先にあります。今回、実験に使用された核爆弾は、長崎へ投下された原爆とほぼ同等の性能だったとのこと。
先日、職場の昼休みに、次のような対話がありました。「馬鹿だな~北朝鮮。また、核実験やったようだ」→「またですか。もう、どこも見向きもしないでしょう。まあ、海軍と空軍がポンコツだから、日本には到底、手出しができない。陸続きの韓国は困るけど」→「まあ、大人と子供のケンカになるんでしょうね」→「いや、大人と赤ん坊ですよ!」(爆)
しかし、冷静に考えると、これは怖い情勢です。正規の戦争なら、被害が日本に及ぶ可能性は少ないでしょう。しかし、米国で発生した同時多発テロのようなことが起こったら‥。北朝鮮の工作員は、闇夜の海を渡り、日本に上陸するなんてことは簡単にやってのける。核爆弾を、国内のどこかに運び入れるとする。それが、大都市の中心部だとしたら‥。
私でも考えること。彼らが考えない筈はありません。
極めて危険ですね。対岸の火事ではありません。窮鼠は猫を噛むのです。
例えるなら、隣接する家に、ピストルを持った狂人がいるに等しい。日本政府は、徹底した海上保安行動を取るべきだと思う。
隣国の中国とロシアも激怒しています。東西南北の国々、さらに全世界の国が、この犯罪国家を見捨てることでしょう。御書に照らせば、崩壊の条件は全て整っている。
被害者の出ない、早期の解決の訪れを願うばかりです。

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# by sokanomori | 2009-05-28 06:14 | 戦争・紛争 | Trackback | Comments(2)

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