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ThinkPad G40が復活

パスワードの読み出しが完了したので

BIOS Passwordの入力画面で
やっとの思いで、手に入れたパスワードを入力。


■めでたくThinkPad G40が復活しました。

 オークションで購入した4200円の中古PC
 パスワードを読み出せなければ、ゴミ。

 一種の賭けでしたが、がんばった甲斐がありました。


■写真は復活させたThinkPad G40の
 OSを再インストールしているところです。

 右に見えるPCがパスワード読み出し用PC。
 スペックも悪いので、お役御免となる予定です。


DSCN0677.JPG

パスワード解析ツールを起動

コマンドプロンプトによりBIOS Passwordの読み出しが
完了したら、パスワード解析ツールを起動します。

・IBMpass v2.1 Lite


■そしてツールのボタンをクリックすると
 文字列の中にPasswordが書いてあります。

 どれがパスワードなのかは、自分で確認してください。
 ちなみに私のPCに入力されていたのは

 人の名前?のようなパスワードでした。
 これでPCが生き返ります。


DSCN0669.JPG

ダウンロードしておいたR24RF08 v2.0bを起動します。

コマンドプロンプトで
C:\ALLservice\24RF08のディレクトリに移動します。

ディレクトリに移動したら
ibmpass2.exe g40.binと入力

これでパスワードの読み出しが完了します。


ThinkPad G40の電源を入れる。

分解しROMにワイヤーを接続した
ThinkPad G40を再度、組み立てなおし電源を投入します。


電源を投入しても、BIOS Passwordが
解除できないので、写真のように表示されるはずです。


DSCN0668.JPG


ここまできたら、もう一歩。


■シリアルポートの配線と、ThinkPad G40のROM配線を
 つなぎます。

 つなぐ際にはGND端子を一番初めにつないでください。

読み出し用PCとROM配線をつなぐ

準備するものの中に、分解するPCの他に
シリアルポートのついたPCを用意するといいました。

シリアルポートのついたPCでROMのデータを
読み出し、パスワードを解析しますので

先ほどダウンロードした2つのファイルは
読み出し用PCにいれてください。

■読み出し用PCが準備できたら
 シリアルポートに作った回路を接続します。

 そして、ROMのワイヤーと回路をつないでください。

 私の場合はワイヤーの色をROMと回路で
 合わせているので、簡単に接続できます。

IMGP3377.JPG


 

パスワード解析ツールもダウンロード

ROMの読み出しツールの次は
パスワード解析ツールをダウンロードします。


ダウンロードするファイルは
■IBMpass v2.1 Lite -- Password decoder & scancode editor for eeprom dumps


ダウンロードはROM読み出しと同じサイトから
http://www.allservice.ro/store/utils/index.htm

2つのツールがそろうことで、パスワードを解除できるのです。

ROMの読み出しツールをダウンロード

ROMの読み出しツールをダウンロードします。
ダウンロードするファイルは

■R24RF08 v2.0b - Reader for ATMEL 24RF08


ダウンロードは下記サイトから
http://www.allservice.ro/store/utils/index.htm


便利なツールがありますね。

PCを組みなおす。

BIOS Passwrd格納ROMにワイヤーを
半田付けまで終わったら、もう少し。


ROMからPasswordを読み出すために
再度、分解したPCを組みなおします。


■組み直す時も、保守マニュアルを見ながらしてください。
 ネジは全部を締める必要はありません。

 Passwordを読み出した後は、
 再度ノートPCを分解し、

 半田付けしたワイヤーを外すことになりますので。

BIOS ROMに半田付けをする。

24RF08(ATMEL)のデーターしとを入手したら
いよいよ、BIOS Password格納ROMに半田付けします。

半田付けは3本のワイヤーが必要です。
半田付けするROMの端子は

4pin:GND
5pin:SDA
6pin:SCL


写真を参考にしてください。
ワイヤーの色を変えておくと、わかりやすいです。

DSCN0667.JPG

ThinkPad G40のマザーボード裏にある
BIOS格納用ROMにハンダ付けをします。


その前に24RF08(ATMEL)のデーターシートを
入手してください。


データーシートにはピン番号などが書いてありますので
これを見ながらハンダ付けをしていきます。


■ATMELのホームページ
http://www.atmel.com/


24RF08(ATMEL)のピン情報です。
24RF08_pin.JPG

ROMは24RF08(ATMEL)

ThinkPad G40のBIOS Password(SVP)が
格納されているROMは24RF08(ATMEL)。


※時期により違うROMの場合があるかもしれません。


マザーボードの裏にある24RF08Aの位置を
確認してください。


■写真の赤丸の位置です。

DSCN0666.JPG

ThinkPad G40のBIOS Passwordが格納されている
ROMはマザーボードの裏側にあります。

ですから、かなり分解に時間がかかります。


ROMにハンダ付けしますから、筐体から
マザーボードを取り外しします。

■マザーボードの表面
 真ん中の上に見えるのがCPU(Celeron 2.0GHz)

DSCN0664.JPG


■マザーボードの裏

DSCN0665.JPG

ThinkPad G40を分解する。

ThinkPad G40を分解します。

分解にはThinkPad G40の保守マニュアルを
見ながら、作業を行ってください。


ThinkPadは非常に分解がやりやすいです。


力を入れて外すパーツは無いので
無理がかかっているようであれば、

分解する順番や場所が違うと考えてください。


■ThinkPad G40を分解した写真です。

 右下に見えるFANが付いたヒートシンク。
 ThinkPad G40が通常のノートPCではなく

 デスクトップ代替のデスクノートPCだと分かります。

DSCN0663.JPG

マザーボードのROMから読み出す回路が
準備できたならば、

いよいよ、ノートPCの分解作業に入ります。


この時、必要なのがハードウェア保守マニュアル。

ThinkPad G40のハードウェア保守マニュアルは
Lenovoのホームページよりダウンロードしてください。
http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd11.nsf/jtechinfo/SYM0-011F188


■ThinkPad(IBM)の良いところは分解するマニュアルや
 ドライバー類がからなず、

 ホームページよりダウンロードできるように、なっていることろ。


 日本のPCメーカーでは、
 ドライバをダウンロードできないメーカーもある。


 ですから、分解するにはThinkPadはやりやすい。

BIOS Passwordを解除するための

部品と工具が準備できたならば
実際に回路をつくります。


■回路図は下記を参考にしてください。
circuit.JPG

電気回路の知識があれば、難しい回路ではありません。

■実際に作った回路は、こんなふうになります。

DSCN0661.JPG


■ICの端子に直接、ハンダ付けをすれば
 BIOS Passwordはを読み出すことは可能です。

 ですが一応、回路屋なので見た目にここだわりました。


 ワイヤーの先にクリップをつけるけ
 このあとROMにハンダ付けするワイヤーと接続します。


■ワイヤーとクリップの途中に見える黒い物。
 収縮チューブですが、

 その中に抵抗とダイオード(DIODE)が入っています。


■これをみてBIOS Passwordの解除を
 あきらめる人も多いと思います。

 最近はPCも安いので、買った方がいいかも。
 

 壊れても良い人以外はチャレンジしないでください。

BIOS Password(SVP)の解除準備(PC)

そして準備で忘れてならないのがPC。

BIOS Password(SVP)解除したいPC
以外にPCが必要になります。

PCは何でも良いのですが、1つだけ注意点。
それはシリアルポートが必要です。


古めのデスクトップPCやノートPCであれば
シリアルポートは付いているはずですが

最近の薄型ノートPCにはシリアルポートは
付いていない物が多いと思います。

無ければ、USB-シリアル変換ケーブルを
購入してください。

BIOS Password(SVP)の解除準備(部品)

Thinkpad G40のBIOS Password(SVP)を読み出すには
回路の知識が必要になります。

私は電機メーカーに勤めていますので
部品の入手は簡単ですが、

購入するならば秋月電子通商あたりがよいと思います。
http://akizukidenshi.com/catalog/default.aspx


もしくは、RSコンポーネンツ。
ここは部品から工具までそろっており、
注文した商品は翌日に配送になります。
http://jp.rs-online.com/web/home.html


■必要な部品

 ・抵抗2.2kΩ(2個)
 ・ツエナーダイオード5V(2個)
 ・シリアルポートコネクタ(1個)
 ・リード線

DSCN0662.JPG


これらの部品を用いて、簡単な回路を制作します。
ハンダ付けの技術が必須となります。

BIOS Password(SVP)の解除準備(工具)

Thinkpad G40のBIOS Password(SVP)を
解除するのに必要な道具を準備します。

この道具がなんなのか、分からないのであれば
BIOS Password(SVP)の解除はチャレンジしないでください。


■必要な工具
 ・ルーペ:ICの型番を確認します。
  (目が良ければ無くても良い)
 ・ドライバー
 ・ハンダ&ハンダごて
 ・ピンセット
 ・ワイヤーストリッパー

DSCN0659.JPG

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