劉氏への平和賞支持に反論 中国外務省「間違い」中国外務省で記者会見する馬朝旭報道局長=12日午後(共同) 【北京共同】中国外務省の馬朝旭報道局長は12日の定例記者会見で、中国の民主活動家、劉暁波氏のノーベル平和賞受賞決定に国際的な支持が強いことに対し「中国の司法制度を尊重せず、中国の政治制度を変えようとするのは大きな間違いだ」と反論した。 劉氏の受賞決定が発表されてから、同省報道担当者が記者会見するのは初めて。馬局長は、中国当局が劉氏の妻、劉霞さんを軟禁状態にしていることについては「知らない」と述べ、確認しなかった。 馬局長は8日にノーベル賞委員会が劉氏への平和賞授与を発表直後、国家政権転覆扇動罪で服役中の劉氏について「中国の法律を犯した犯罪者」と指摘し、賞の授与は「平和賞に対する冒涜」と強く批判する談話を出している。 【共同通信】
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