米国:18%が「オバマ大統領はイスラム教徒」 世論調査

2010年8月20日 10時24分

 【ワシントン古本陽荘】5人に1人の米国人が、オバマ大統領をイスラム教徒と考えている--世論調査機関ピュー・リサーチ・センターが19日に公表した調査で、こんな結果が発表され、ホワイトハウスが誤解打ち消しに躍起になっている。

 調査は7月21日から8月5日の間に行われ、3003人が回答した。調査結果によると、大統領について、「キリスト教徒」と回答した米国人は34%で、09年3月調査から14ポイントの減。一方、「イスラム教徒」と答えたのは18%で、08年3月調査から7ポイント増えた。

 ホワイトハウスのバートン副報道官は19日、記者団に「大統領は明白にキリスト教徒。毎日、祈りをささげている」と明言。そのうえで、「キリスト教徒だと大統領自身がもっと語るべきではないか」との質問に対し、「大統領の優先課題は、キリスト教徒であることを米国人に知らせることではなく、経済を軌道に乗せ、雇用を回復することだ」と語った。

 08年の大統領選挙中から、ミドルネームが「フセイン」であることなどから、オバマ大統領がイスラム教徒とのうわさがインターネットなどで広まっていた。

top
文字サイズ変更
この記事を印刷

PR情報

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド