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内弁慶!?ナゴヤドームでは無敵の51勝!

 中日が阪神、巨人とのデッドヒートを制し、4年ぶり8度目のリーグ制覇を果たした。投手陣は先発、リリーフともに充実。打線は破壊力こそライバルに劣るもののサヨナラ勝利を12度記録するなど勝負強さが際立った。優勝までの足取りをデータで振り返る。 【中日の日程と結果

 ☆8ゲーム差を逆転 落合監督は3度目のリーグ優勝(ほかに2位で日本シリーズに進出し日本一が1度)。監督で3度リーグ制覇したのは18人目。中日では、星野監督の2度を抜き球団最多となった。7月1日に首位巨人と最大8ゲーム差の3位。そこからじわじわと追い上げ、9月10日に4月以来の首位に立ち、以降一度もトップを譲らなかった。シーズン途中に8ゲーム差以上をつけられながらばん回して優勝したのは、08年巨人(13ゲーム差)以来延べ9チーム目。中日では88年の8ゲーム差と並ぶ最大ゲーム差の逆転優勝となった。

 ☆ナゴヤドームで無敵 今季の中日はホームで53勝17敗1分けと圧倒的な強さを発揮。ホーム勝率・757は、66年巨人の・769(50勝15敗1分け)以来44年ぶりの高さだ。特にナゴヤドームでは51勝。本拠地で51勝もしたのは65年南海が大阪球場で52勝して以来。チームでは初優勝した54年に中日球場で53勝して以来56年ぶりの快進撃となった。半面、ロードでは26勝44敗2分け(勝率・371)の借金18とさっぱり。フランチャイズ制を導入した52年以降のVチームのロード借金としては60年大洋の11を上回る最多。ホームとロードの勝率が4割近くも差がついたのは過去に例がない。ちなみに、今季中日の球場別成績は、本拠地ナゴヤドームが51勝16敗1分け。マツダ6勝6敗、横浜6勝5敗、東京ドーム4勝7敗、神宮2勝8敗、甲子園2勝6敗2分け。セ本拠地での勝ち越しは横浜のみだ。

 ☆逆転V立役者の投手陣 チーム防御率は3・29でリーグトップ。19完封も次いで多い巨人の9完封を上回り断トツだ。7月16〜20日には山井、中田賢、チェンの3連続完封からチーム5試合連続完封勝利のプロ野球新記録を樹立。さらに9月1日広島戦からは3完封を含め12試合連続2失点以下に抑えた。2リーグ制後、12試合連続2失点以下は56年阪神が13試合続けて以来54年ぶり。圧巻の投手陣がシーズン終盤の猛スパートを支えた。個人で目立ったのが4年目の浅尾。シーズン47ホールド、59HP、25試合連続HPと中継ぎ投手のプロ野球記録を次々と塗り替えた。また岩瀬は自己の持つプロ野球記録を更新する5度目の40セーブをマーク。2人が同じ試合に登板するとチームは41勝3敗3分け(勝率・932)と安定度抜群の勝ちパターンは揺るがなかった。

 ☆省エネ打線? チーム打率・259、同得点537はともにリーグ5位。失点は518だから得失点差はプラス19点。セの優勝チームで得失点差がこれほど少なかったのは78年ヤクルトのプラス15点以来だ。それでも森野がセ最多の殊勲安打34本をマーク。和田、ブランコもリーグ7位タイの24本と中軸としてのは責任を果たした。中日は今季サヨナラ勝利が12度。88年の11度を抜く球団新記録を達成したが、和田は犠飛、本塁打、単打と3本のサヨナラ打を放ち劇的勝利に貢献した。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年10月02日 ]

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