高速道路:基準見直し 制限速度を一部緩和…42年ぶり

2010年8月19日 11時15分 更新:8月19日 12時49分

 警察庁は19日、高速道路と自動車専用道路の速度規制について、42年ぶりに新たな基準を導入した。多くの車が規制を大きく上回る速度で走行している区間があるためで、実勢に合った規制に見直すのが狙い。見直しの対象は時速60~80キロに規制され、中央分離帯がある区間。都道府県警が年内に対象を選んで見直し計画を策定し、可能な区間について年明け以降に規制速度を10~20キロ引き上げる。

 これまでの規制速度は、交通量から算定した「設計速度」を基に事故発生状況を考慮し、主にインターチェンジ間を一つの単位として設定。新基準では、カーブの半径やこう配、道幅など道路の構造に関する要素を基礎とし、4~5キロ程度を単位に規制が設定できるようになった。法定最高速度は現行の100キロを維持する。【鮎川耕史】

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