(cache) 「貧困ビジネス」悪用で実刑判決 自称NPO幹部、大阪地裁 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 「貧困ビジネス」悪用で実刑判決 自称NPO幹部、大阪地裁

     生活保護制度を悪用した「貧困ビジネス」で、詐欺罪に問われた自称「NPOあしたばの会」北大阪支部長畑勲被告(47)に大阪地裁は12日、懲役3年6月(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。

     共犯の不動産仲介会社「ケイズホーム」(神戸市)の元社員藤田宣生被告(30)には懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。

     判決理由で並河浩二裁判官は「悪質な犯行で畑被告は中心的役割を果たした」と指摘。さらに「被害は多額で、生活保護行政の適正な運用を妨げた」と述べた。

     判決によると、畑被告は藤田被告らと共謀、受給者が礼金不要のマンションに転居する際に、「礼金は20万円」などとする虚偽の書類を作成し大阪市へ提出、住宅扶助などとして昨年11月に計約99万円を交付させ、だまし取った。

     また、大阪地裁は同日、畑被告の犯行を手伝ったとして、詐欺ほう助の罪に問われた同会代表山口芳彦被告(62)に懲役10月、ケイズホーム元社員岩嶋敏被告(37)に懲役1年、執行猶予3年(求刑はいずれも懲役1年)を言い渡した。

      【共同通信】