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私は危険取材を行おうとした。

2010年10月12日07時41分 / 提供:PJオピニオン

私は危険取材を行おうとした。
集合する保守グループ(写真と記事との関係はありません)(撮影 鈴木義哉)
【PJニュース 2010年10月12日】先日、PJの紙野武広さんが危険取材、特に自然を相手にする取材のノウハウを書いた記事は考えさせられるものがあった。それでも現実の記者には取材のためなら安全を軽視するようなところがあり、85年に起こった日航ジャンボ墜落事故の取材者の中には、山にスーツで登った者もおり事故が起こらなかったのが奇跡とも言われている。
それはさておき紛争というレベルではないが、私も国内でやや危ない取材を行おうとしたことがある。

このところ「行動する保守」と呼ばれるグループの活動が活発化している。「在日特権を許さない市民の会」や「主権回復を目指す会」にシンボライズされる過激な主張や行動を来る返す団体で、ネットでメンバーを募りデモや集会といった市民団体的手法で主張をアピールしていく。ネット右翼ともよばれているが、当事者はあくまで市民団体というスタンスだという。主張が、よく言えばブレないので批判対象が(朝鮮学校の)子供や老人、女性といった社会的弱者となることもあるが妥協はしない。

従来の右翼だと「弱きを助け強きを挫く」的な建前がある。だが、これらの団体は近年になり活動がエスカレートしだした。9年12月には京都の朝鮮学校へ近隣の公園を不法占拠したとして抗議し放送設備を断線、2月と4月には慰安婦の存在をアピールする団体の駅前での街頭アピールを妨害し、けが人が出て駅周辺が騒乱状態となった。4月には募金の一部が朝鮮学校に流れたとして徳島県教職員組合(以下徳教祖)の事務所前で抗議行動したが、その際に事務所に入り込み、マイクで罵声(ばせい)を浴びせるなどした。9月には朝鮮学校と徳教祖の抗議行動で逮捕者が出た。

そして5月に従軍慰安婦の街頭アピールをするグループが大阪駅前で行動する予定だが、保守団体がそれの抗議行動をおこすという情報が入った。私は双方の主張をのせ、読者に是非を判断してもらうような記事内容を書こうと考えその場所に取材へいくことにした。

準備は入念に進めたが
持っていく物も慎重に選んだ。デモ取材には腕章は必需品でこれがあれば、参加者と区別が容易だが、騒乱状態になるまで使わないことにした。カメラは普段は一眼デジタルだが今回は中型のコンパクトカメラを用意、メデイアはSDメモリーだが理由は後で述べる。

そして街頭アピールは6時からの予定と聞いていたため5時に現場へ行くと、すでに保守グループが20人ほど来ていた。それだけでなく警察官、一目でわかるような容姿の私服警官、新聞記者もわずかだがいた。街頭アピールのグループはまだだ。現場を見渡せるデパート屋上へ行ったがすでに、マスコミ関係者と思われる「先客」がいた。30分ほど遠巻きに眺めて現場近くの目立たない場所へ移動し、相手ともめ事になったときに備えポケットには使う予定のないメモリーを入れておいた。

確かに日本ではのぞきの現行犯でもない限り、警察官といえども裁判所の令状なしに他人のフィルムやメモリーを取り上げる権限はない。興奮している相手にそんなことを言っても聞くわけがないので「おとり」として出すためだ。これはイギリスの過激なマスコミ「パパラッチ」が使う手だ。SDメモリーは小さいので隠すのには便利で、ミャンマーで08年に亡くなった戦場カメラマン長井健司さんも使っていたという。

緊張状態で保守グループを1時間ほど遠巻きに見たが、結局左派グループは現れず保守グループが「勝利宣言」を行って彼らは解散した。ただ勝利宣言のミーテングはうまく混じって聞くことができたが、ネットでメンバーを募ったのでお互いがわからなかったと見られる。従って何もなかったので記事にはしなかった。

騒乱状態の取材は危険だが
確かに騒乱状態での取材には危険が伴う。76年の「神戸まつり」のパレード前夜に暴走族が騒ぎだし警官隊と衝突する騒ぎとなった。それを取材していた神戸新聞のカメラマンが巻き込まれ死亡している。また99年広島の祭り「えびす講」では暴走族と機動隊が衝突し騒乱状態となって一時周辺の交通がストップするほどの騒ぎとなったが、取材に赴いた戦場カメラマンの宮嶋茂樹氏の著書によるとカップ酒の瓶が顔に当たり顔面を切る怪我をしたという。

経験豊富な戦場カメラマンでも怪我をするような場所ということなのだ。 何も起こらなかったとはいえ危険の伴う取材がよかったのかどうかはわからない。 ただ一ついえることは無傷で帰って記事を書かないと意味がないと言うことだけだろう。【了】

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パブリック・ジャーナリスト 鈴木 義哉

関連ワード:
PJ  朝鮮学校  暴走族  慰安婦  マスコミ  
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