NHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

ICPO 児童ポルノ遮断対策へ

10月12日 8時11分 twitterでつぶやく

インターネット上に流出する「児童ポルノ」の被害が世界的な問題となるなか、ICPO=国際刑事警察機構は、児童ポルノのサイトのリスト作りを進めて、こうしたサイトへのアクセスを強制的に遮断するための国際的な協力体制をつくっていくことになりました。

子どものわいせつな写真や映像がインターネット上に流出する児童ポルノの被害は、国境を越えた犯罪として世界的な問題となっています。これに対し、ICPOは11日、子どもの人権を著しく侵害する画像などを掲載しているサイトのリスト作りを進め、児童ポルノの根絶に向けた国際的な協力体制をつくっていくと発表しました。ヨーロッパなどでは、児童ポルノのサイトへのアクセスを強制的に遮断する「ブロッキング」と呼ばれる対策をすでに導入していて、日本でも来年度に導入する方向で準備を進めています。ICPOは「児童ポルノの被害を防ぐためには、ブロッキングが最も有効な手段の一つだ」としており、児童ポルノのサイトのリストを作ることで、各国政府やインターネットの接続業者に協力を呼びかけていくことにしています。