新しい国璽製作へ

国璽の製作に参与した経歴の商業的な利用禁止

 さまざまなスキャンダルにまみれて価値が墜落した第4代国璽(国の印章)が廃棄され、第5代国璽が新たに作られる。また、第4代国璽製作団のミン・ホンギュ団長が国璽を自分の営利行為に悪用したようなことが繰り返されないよう、国璽を商業的に利用できないように法制化する方針だ。

 行政安全部は11日、「専門家と国民の意見を聞いた後、このように決定した。新しい国璽が作られるまでは、第3代国璽を補修し、臨時に使用することにした」と説明した。

 このため、政府は国璽の規定を改定し、現行の第4代国璽の規格(縦×横各9.9センチ)を、第3代国璽規格(縦×横各10.1センチ)に合わせるほか、国璽の摩耗、亀裂、権威喪失など、不可避な事情により国璽を使用できなくなった場合だけ、新しい国璽を製作するまでの間、以前の国璽を使用できるようにした。また、ミン団長、自分が国璽作成者だという点を前面に出して、黄金のゴルフクラブや、玉璽などを作り、販売しようとした事実が明らかになったことから、国璽製作に参与した事実を国璽製作者が商業的に利用できないよう、国璽の名称とデザインを企業、個人、団体が利用できないようにする条項も新設した。

金成謨(キム・ソンモ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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