韓国人はネット上の友人が少ない!?

ツイッターなどで平均50人の下位圏

「友人を厳選する雰囲気があるため」

 インターネット普及率が世界1位の韓国国民は、フェースブックやツイッターなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)での「友人」の数が非常に少ないことが分かった。イギリスの世論調査専門機関TNSが10日に発表したインターネット使用者の研究報告書「デジタルライフ」によると、韓国のインターネット使用者は、SNSで友人(フェースブックの「フレンド」、ツイッターの「フォロワー」など)関係を維持している人が平均50人だった。調査対象46カ国のうち最下位圏の44位だった。今回の報告書は、歴代のインターネット関連調査で最大規模の46カ国5万人以上を対象に調べたものだ。

 韓国だけではなく、日本や中国など北東アジア国家でのSNS活動は皆不振だった。日本のインターネット使用者は平均29人と友人関係を結んでおり、調査国の中で最も友人の数が少なく、中国のネットユーザーの友人数も、韓国に比べ少し多い60人にすぎなかった。1位は、1週間に約9時間をつぎ込んで平均233人の友人を管理するマレーシアのインターネット使用者で、2位はブラジル(231人)、2位はノルウェー(217人)だった。TNS開発チームのマシュー・プロガート氏は報告書に、「インターネット使用者が多い韓国、中国、日本のネットユーザーにSNS上での友人が少ないという事実は、少数の友人を厳選して深く付き合うという、東アジア地域特有の文化のためとみられる」とコメントした。

 全世界のインターネット使用者が最も頻繁に使用するサービスは電子メールで、調査対象者の72%が毎日電子メールを使用すると回答した。頻度2位はニュース(55%)、3位は同率でSNSと趣味活動関連サービス(各46%)だった。

キム・シンヨン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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