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「差別」か「いじめ」か…盗撮、ネット公開された同性愛者自殺 (2/3ページ)

2010.10.12 11:14
このニュースのトピックス米州

 

憎悪犯罪

 ラビ、ウエイ両容疑者の逮捕容疑は、プライバシー侵害だが、ニュージャージー州ミドルセックス郡の検事局は、憎悪犯罪(人種、宗教などの差別に起因する犯罪)での起訴も検討していると伝えられる。盗撮、ネット上の公開は「同性愛者差別(anti−gay)」に起因するとの見解だ。

 クリスチャン・サイエンス・モニターによると、米国では最近、クレメンティさんを含め5人の十代の若者が、同性愛者であることを公言したか、そう思われたことでいじめに遭い、自殺した。アーン・ダンカン教育長官(45)は「私たちは、不寛容に対して立ち上がらなければならない」とする声明を発表した。

 差別を受けるなどして苦しむ同性愛の若者に手を差し伸べる者はいないのか。いや、支援団体は実は少なくない、とAP通信が伝えている。たとえば、同性愛の高校、大学生の男女を差別から守るためのボランティア団体「GLSEN」のネットワークは全米規模だという。だが、「助けを求めようとしないのが若者なのだ」とGLSENの幹部は、支援活動の難しさを訴えた。

 

リアリティー番組

 盗撮、ネット上の公開は、「ネットいじめ(cyber−bullying)」に違いない。クレメンティさんは、見せたくない場面を他人の目にさらされた。ネットのせいで、より多くの人に見られることになった。だが、クレメンティさんの自殺について、テクノロジー自体を直接的に非難する声は少ない。

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