燃焼方法 - 特開平10−38235

  F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 / F23 燃焼装置;燃焼方法

発明の名称 燃焼方法
発明者 【氏名】米田 昌司
【氏名】近藤 訓
【氏名】福島 武
課題・構成 【課題】廃棄プラスチックを完全に燃焼することがでると共に、充分な熱の回収もできる燃焼方法を提供する。

【解決手段】廃棄プラスチックを燃焼するとき、初めに補助ガス化炉(50)で塩化ビニール樹脂をガス化して塩化水素にして除去する。次に、ガス化炉(1)に導いて燃焼ガスにする。そしてガス燃焼炉(20)で燃焼する。このとき発生する熱により蒸気を得て蒸気タービン(40)により発電する。
特許の簡易説明 【請求項1】 固形プラスチックを燃焼するとき、固形プラスチックをガス化炉(1)に導いて気化する1段処理と、該1段処理で気化したガスをガス燃焼炉(20)に導き、そして燃焼用空気と混合して燃焼する2段処理とにより燃焼することを特徴とする燃焼方法。
【請求項2】 請求項1記載の1段処理に固定床を使用する、燃焼方法。
【請求項3】 請求項1記載の1、2段処理に酸化触媒流動床炉を使用する、燃焼方法。
【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの項に記載の1段処理前に比較的低温の補助ガス化炉(50)に導いて塩素分をガス化して除去する燃焼方法。
【請求項5】 請求項4記載のガス化した塩素ガスを水に溶解して塩酸として回収する、燃焼方法。
【請求項6】 請求項1〜5のいずれかの項に記載の1、2段処理中に発生する熱を蒸気タービン(40)に利用する燃焼方法。
【請求項7】 流体燃料を燃焼するとき、流動床炉内に液体加熱用の被加熱管(79)を配置すると共に、酸化アルミナ等のポーラスな流動床構成材料(m)を浮遊状態にして燃焼することを特徴とする燃焼方法。
【請求項8】 請求項7記載の被加熱管が、石油精製プラントにおける原油やその他の中間精製油を予熱する油管(79)である燃焼方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼方法に関し、さらに具体的には固形プラスチックあるいは流体燃料の燃焼方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチックは、周知のように金属、セラミックスと並んで基幹材料として多量に生産され、あらゆる分野で利用されている。そしてその廃棄量も膨大な量になっている。プラスチックの廃棄処理法としては、回収して再生利用する方法、埋立材料として利用する方法、燃焼して熱エネルギとして利用する方法等があるが、熱エネルギ利用方法が有望視されている。固体状のプラスチックの燃焼装置には、固定床と流動床とがあるが、国内外において実施されている例は非常に少ない。流動床炉燃焼装置においては燃焼熱は回収もされている。流動床炉燃焼装置は、図には示されていないが、燃焼炉を備えている。燃焼炉の下方に空気分散板が配置され、そして空気分散板の下方が空気室になっている。空気分散板の上には、流動床構成材料すなわちけい砂等からなる耐火性粉体が入れらている。そして、耐火性粉体の上方空間はフリーボード部となっている。したがって、押込ファンにより空気室か
出願人 【識別番号】000004215
【氏名又は名称】株式会社日本製鋼所
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】杉谷 嘉昭 (外1名)
出願番号 特願平8−207602 公開番号 特開平10−38235
出願日 平成8年(1996)7月19日 公開日 平成10年(1998)2月13日
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