(cache) ミケランジェロの真作か NY民家で「世紀の発見」 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • ミケランジェロの真作か NY民家で「世紀の発見」

     【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・ポストは11日、イタリア・ルネサンスの巨匠、ミケランジェロ(1475~1564年)が聖母子像ピエタを描いたとみられる未完成の絵画がニューヨーク州の民家で見つかったと報じた。イタリアの専門家の鑑定で真作の可能性が高いとしている。

     ミケランジェロ、レオナルド・ダビンチなどルネサンスの巨匠の絵画が新たに見つかる例は極めてまれで、英紙デーリー・テレグラフ(電子版)は「真作とすれば3億ドル(約240億円)の価値はあり、美術史上、世紀の発見」と報じた。

     一方、米国のミケランジェロ専門家は「真贋の判断には複数の専門家による時間をかけた調査が必要」と指摘している。

     ニューヨーク・ポストによると、所有していたのは米ニューヨーク州バファローのコーバー氏。絵は同家に代々伝えられてきたが、最近、イタリアの絵画修復家アントニオ・フォルチェリーノ氏に調査を依頼。同氏は赤外線調査などで絵に画家による多くの修正の跡がみられることから「模写とは考えられない」と結論。

     絵がドイツから米国に送られたことなど来歴がはっきりしており「絶対にミケランジェロの作品と確信する」としている。

      【共同通信】