中国 広島弁護士会

広島弁護士会

  • 〒730−0012 広島市中区上八丁堀2番66号
  • TEL 082−228−0230
  • FAX 082−228−0418
  • URL http://www.hiroben.or.jp


1 広島という土地 

今から約400年前、毛利元就の孫、毛利輝元が広島城の鍬入れのときに「広島」を命名したと言われています。デルタに島々が広がっている地形から名づけたという説もありますが、実際、広島は、いくつもの山々が連なり、その間をいくつもの川が流れてデルタが広がり、更にその先の穏やかな瀬戸内にはいくつもの島々が浮んでいるという、表情豊かな自然に囲まれた土地です。加えて、北国のように厳しい寒さもあれば、南国のように温暖な地もあるため、広島は「日本の縮図」とも呼ばれています。

豊かな自然のおかげでレジャーにも事欠きません。車で1時間も行けばスキー場、ゴルフ場、キャンプ場がごろごろ。山に飽きたら海に出向いて釣りやマリンレジャーにうつつを抜かすことも可能です。

広島の味と言えば、まずは牡蠣。それからお好み焼きと最近話題の広島風つけ麺。ちょっと気張って広島牛を食らい、口直しに広島菜の歯ごたえを楽しみ、食後は最高級ブドウのピオーネをほおばれば、広島の味を語る資格を得ます。日本酒で有名な西条をはじめとして、広島は酒処でもあります。

交通の便も良く、関西方面、九州方面、山陰方面、四国方面のいずれにも、高速道でひとっ走りできます。もちろん、山陽新幹線が通っており、飛行機に乗れば正味1時間程度で東京に着きます。 プロスポーツも盛んで、全国唯一の市民球団広島東洋カープやJリーグのサンフレッチェ広島の本拠地でもあります。 そして、一言で言えば、「住み易い」土地、これが広島の特徴です。


2 広島弁護士会 

広島弁護士会の会員数は約380名です。いわゆる中規模単位会ということができますが、会員の顔は1年もあれば大体分かるようになります。広島弁護士会では、毎年花見会、忘年会、新年御礼会等の会員相互の親睦を図る行事があるほか、もともと素朴で飾らない土地柄もあってか、会員同士が親しく、また会としてのまとまりがあるからです。

サークル活動も活発で、野球部(全国大会で優勝経験あり)、サッカー部(全国で最も早く創立)、ゴルフ、登山、テニス、囲碁、将棋等々、仕事以外での自己実現に熱心な会員が多数在籍しています。

また、中国地方の中心地、あるいは高裁本庁所在地ということもあり、事件数も少なくなく、色々な面で様々な情報に接することもできるため、仕事もやり易いということができます。会員相互の助け合いの精神も旺盛で、仕事上での相談や独立時の応援等、色々な形で支援をしてもらえます。 

そこそこの規模でありながら会員相互の顔が見える単位会、それが広島弁護士会です。

3 5つの地区会 

広島弁護士会には、広島地区会・福山地区会・呉地区会・尾道地区会・三次地区会の5つの地区会があります。広島地区会が全会員の80%以上を占めていますが、その他の地区会も、それぞれ需要を抱えているため、会員が積極的に活動しています。いずれの地区会においても、司法修習終了後直ちに独立開業している会員もいますし、技術面、事件紹介の両方で後輩を助ける雰囲気もあります。

4 委員会活動

広島弁護士会には、多数の委員会があり、それぞれ会員が熱心に活動しています。恒常的に設置された委員会のみならず、緊急の課題に対処するために、プロジェクトチーム(IT問題プロジェクトチーム等)やワーキンググループ(個人情報ワーキンググループ等)を編成する等して、柔軟かつ迅速に対応しています。

広島弁護士会における委員会活動は活発で、例えば、広島弁護士会が受刑者から人権救済申立てを受けたため、人権擁護委員会の調査員が関係する他の受刑者の面会を求めた際にこれを拒否された事案について、広島弁護士会自身が原告となり国賠訴訟を提起したこともあります(最高裁で逆転敗訴となりましたが、最高裁は、理由中で、弁護士や弁護士会の行う基本的人権の擁護活動が弁護士法1条1項及び弁護士法全体に根拠を有するものであるとし、その調査活動に法的正当性を認めました。)。また、平和問題について研究を行う平和・憲法問題対策委員会、被爆地広島ならではの委員会も積極的に活動しています。さらに、各種法律の制定や改正に対処するために、関連委員会が中心となって、様々な会員向け研修が行われる等、会員の資質向上の努力もなされています。

5  法律相談センター

広島弁護士会では、県内各地に法律相談センターを設置しています。広島市中心部のデパート内に、紙屋町法律相談センターを、東広島市にはひがし広島法律相談センターを、福山市内に法律相談センター福山を、三次市内に備北法律相談センターを、そして呉市内に呉法律相談センターをそれぞれ設置しています。

いずれの法律相談センターも、相談を担当した会員が、原則として当該相談にかかる事件を受任することになっているため、とりわけ若手の会員が事件を受任する一つの機会になっています。

6  裁判所や検察庁との関係

広島県には、広島市内に広島高裁・地裁(簡裁)・家裁の本庁が置かれているほか、呉市・三次市・尾道市・福山市内に、それぞれ地裁(簡裁)・家裁の支部が置かれています。その外、広島市安佐北区・大竹市・東広島市・竹原市・庄原市・府中市内にそれぞれ簡裁が置かれています。

高裁・地裁・家裁及び検察庁の施設は、いずれも大半の会員事務所のすぐ近くであるため、仕事上の交通のは快適です。

また、裁判官や検察官についても、新任歓迎会、法曹懇談会や各種協議会、あるいは合同の勉強会等を通じて「顔の見える関係」となっています。したがって、立場の違う法曹人として緊張関係を保ちつつも、円滑なコミュニケーションを図ることができる適当な距離にあると言えます。

7  海外との交流

広島弁護士会は、平成10年5月、大韓民国大邱(テグ)地方弁護士会と友好協定を結び、毎年交互に多数の会員が行き来して交流しています。数年前からは、サッカー親善試合を行っていますが、最近では「親善」を通り越して「真剣」勝負になる等、ますます交流が熱を帯びるようになっております。昨今、韓国と日本との関係がギクシャクするような出来事も起こっていますが、この大邱地方弁護士会との交流は、途切れることなく続いています。

8  司法修習生のみなさんへ

広島弁護士会は、大き過ぎず小さ過ぎずの会でありながら、会員相互の顔が見える会です。勤務弁護士を募集している事務所も相当数ありますし、独立開業も可能です。

さらに、弁護士過疎地への派遣やロースクールへの教員派遣、さらには弁護士任官やスタッフ弁護士(日本司法支援センター)の供給母体としての役割を担うべき都市型公設事務所もあります。

仕事にせよ、遊びにせよ、修習生の皆さんが活躍される舞台は十分に整っています。広島弁護士会は、修習生の皆様のご入会を心よりお待ちしております。

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