【台北・大谷麻由美】台湾で10日、清朝を打倒した1911年の辛亥革命を記念する「双十節」(「中華民国」の建国記念日)を祝う式典が行われた。来年は辛亥革命から100年、「中華民国」建国100年にあたり、中国側から来年の記念行事の共同開催が打診されていたが、台湾側が拒否した。
馬英九総統は式典で、中国側が最近、台湾向けのミサイル撤去に関する発言を繰り返していることに触れ「両岸(中台)関係にとってプラスの意義がある。早く実現することを希望する」と述べた。一方で、中国が強く反発している米国の台湾への武器売却に関して「国防力発展のため武器購入は変えられない政策だ」と強調した。
毎日新聞 2010年10月11日 東京朝刊