(cache) 【文章力】簡単だけど誰も教えてくれない、明快な文章を書くための6つのヒント | 鹿田尚樹の「読むが価値」

2010年10月11日

【文章力】簡単だけど誰も教えてくれない、明快な文章を書くための6つのヒント

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ひと言で"文章を書く"といっても、様々な役割があります。

・分かりやすく伝える
・相手の気持ちを動かす
・論理をキチンと説明する

この中でも、主に若手・中堅ビジネスマンには「分かりやすく伝える」ために文章を書くことが多いのではないでしょうか?

相手に明快に伝わる文章を書く、って意外と難しいですよね。

そこで今日は……
「明快な文章を書くための6つのヒント」をご紹介します。

簡単だけど誰も教えてくれない、明快な文章を書くための6つのヒント


1. 一度にたくさん運ぼうとしない
文章は情報を載せて運ぶ伝達手段ですが、多くの情報を1つの文に詰め込んで、すべてを伝えようとすると、読み手に大きな負担になるものです。荷物を運ぶときのように、何回かに分けて運ぶようにしましょう。

2. 主役は早く登場させる
主役の登場を待たなければいけない文章は、明快で伝わりやすい、とはいえないものです。書き手と読み手は、少しでも早い段階で文章の主役(主題)を共有しましょう。

3. 読点は、意味の切れ目に打つ
読点(、)は、息継ぎの記号ではありません。1つの文の中で、意味の固まりを視覚的に示すものです。読点は、意味の切れ目で打つようにしてみましょう。

4. 削れる言葉は徹底的に削る
社歴が長くなるビジネスマンほど、文章にムダな言葉を挟みながら、長く長く書いてしまう傾向があるそうです。文字を削っても、伝わる情報が減るわけではありません。逆に言いたいことが、より明確になるので、大事なメッセージを見極めてどんどん削るようにしましょう。

5. 強調する言葉は、控えめに使う
「とても」や「本当に」という強調の言葉は、少しあっさりめに使ったほうが、共感度が高まるものです。強調の言葉を使いすぎないように注意しましょう。

6. 行間を適切にあける
明快な文章は、文字と余白で作られます。行間を適切にあける、周囲のスペースをゆったりと取る、段落のあとのスペースを1行あける、などホワイトスペース(余白)の使い方でグッと読みやすい文章になるでしょう。文章とともに、レイアウトにも気を配りましょう。

まとめ


明快な文章の基本は「1語でも短く、1字でも短く」を心がけることだそうです。

減らした量だけ、言いたいことが鮮明に伝わり、説得力が増し、好感度が向上するのだそうです。

私も長々と書いてしまう癖があるので、もっと「削れるものはないか?」と考えてみたいと思います。

今日の「6つのヒント」は、阿部紘久著『文章力の基本 簡単だけど、誰も教えてくれない77のテクニック』からの抜粋です。「私の文章は、きちんと伝わっているかな?」と悩んだときは、ぜひ読んでみましょう。
文章力の基本
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