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露地方選はプーチン与党が圧勝へ 野党は「不正」と反発

2010.10.11 20:45

 【モスクワ=遠藤良介】2012年春のロシア大統領選に向けた重要な指標となる統一地方選挙が10日、各地で投票され、今回改選された6地方議会でプーチン首相(前大統領)の率いる与党「統一ロシア」が首位に立つなど圧勝の見通しだ。同党が勢いを維持した場合、大統領選ではプーチン氏もしくは氏の後継指名する候補者が難なく当選するシナリオが強まる。野党や民間の選挙監視団体は選挙に「多数の不正があった」と反発している。

 中央選管が11日、6地方議会選について集計作業をほぼ終了した結果によると、統一ロシアは63〜91%の得票率でリード。野党の共産党、親政権野党の「公正ロシア」と自民党が大差で続いている。統一ロシア幹部は市議会選なども含めた地方選全体での同党支持率が58%にのぼり、今年3月の地方選から7ポイント上昇したとしている。

 これに対し、野党や反政権派からは、「エリツィン(元大統領)期以降で最も汚い選挙だった」(共産党のジュガーノフ党首)などと大規模な不正があったことを訴える声が出ている。民間監視団体「ゴロス」では、在宅投票や居住地外投票の制度を悪用した投票強制や組織的投票、投票所からの監視員排除といった違反が多数記録されたとしている。

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