狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

漁民の声より中国のご機嫌が気になる沖縄タイムス

2010-10-11 07:15:08 | 中国

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八重山毎日新聞 2010年10月10日

超党派の国会議員連盟 尖閣諸島上空から視察 首長や漁業者と意見交換

警備強化など「実現」へ

 民主党の原口一博前総務相ら超党派の国会議員でつくる「国家主権と国益を守るために行動する議員連盟」の原口共同代表ら5人が9日、尖閣諸島を上空から視察し、尖閣諸島沖中国漁船衝突事件をめぐって地元首長や議員、漁業者らと意見交換した。漁業者から操業に対する不安の声が相次ぎ、尖閣周辺の警備強化や避難施設の整備を求める意見が続出。原口共同代表は「政府に提案して必ず実現したい」と述べ、政府に強く働きかけていく考えを示した。

 メンバーは民間のチャーター機から尖閣諸島を見たあと、午後3時30分から市内ホテルで意見交換会を開いた。地元からは中山義隆市長、伊良皆高信議長、上原亀一八重山漁協組合長、漁業者らが出席。宮古島市からも下地敏彦市長、下地明議長らが駆けつけた。
 漁業者は「とにかく安心、安全に操業できる環境をつくってほしい」と口をそろえ、中山市長は「国境に私たちが生活することで、国益が守られていることを中央に声を大にして届けてほしい」と訴えた。下地市長も「漁業者が要望したことはまったく当たり前のこと。国家としての責任を果たしてほしい」と要望した。

 原口氏は「国境に暮らす人が国を支え、国家を守っている。尖閣諸島周辺でのトラブルを防ぐために海保や水産庁の体制はこれでよいのか、しっかり国会で議論していきたい」と述べた。
 終了後の会見で原口氏は「地元は長い間、忍従してきた。当たり前のことが当たり前でなかった。違法操業やトラブルが発生し、不安を抱えていることがよく分かった。宿題をもらったので政府に提言、実行していきたい」と述べた。国境離島振興法の制定や一括交付金の重点化に取り組む考えも示した。


◆ 沖縄タイムス 2010年10月10日 09時42分 

原口議員ら尖閣視察 チャーター機上空から4氏

 【石垣】尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を受け、超党派の国会議員でつくる「国家主権と国益を守るために行動する議員連盟」(共同座長・原口一博前総務相ら)が9日、民間チャーター機で同諸島を上空から視察した。

 9月まで菅内閣の閣僚だった原口氏による視察は中国側を刺激する可能性もある。

 これに関し民主党の岡田克也幹事長は9日、石川県輪島市で記者団に「議員それぞれは行動の結果について当然責任を持つ」と不快感を表明した。

 関係者によると、岡田氏は7日、原口氏に電話で視察の中止を要請。原口氏がこれを拒否したという。

 原口氏らはまた、石垣市内で中山義隆市長や下地敏彦宮古島市長、漁業者らと意見交換し、同諸島への避難港整備などについて要望を受けた。原口氏らは八重山地域など国境に位置する離島の振興策を強化する「国境離島振興法」の制定を目指す考えも示した。

 視察には来島した議員6人のうち4人が参加。魚釣島などの現状を確認した。

                                    
【動画】⇒超党派議員 尖閣を視察

相手が中国様だと報道も控え目な沖縄タイムスだが、国会議員の先生方が尖閣を視察するとなるとさすがにスルーするわけにはいかないのだろう。

だが、おなじニュースを報じる八重山毎日と沖縄タイムスの報道姿勢は明らかに異なる。

八重山毎日は地元漁民の目線で「尖閣周辺の警備強化や避難施設の整備を求める意見が続出」と報じているが、

対照的に沖縄タイムスは、地元漁民の声などどうでもよく、「視察は中国側を刺激する可能性もある」と、

ひたすら中国様のご機嫌のことを配慮している。

さすがわ中国の広報紙だとその忠誠振りにはいまさらながら感心させられる。

沖縄タイムスが、地元紙が果たすべき地元漁民の声をしっかりスルーしているので、

中国を恐れず頑張っている八重山毎日新聞引用する。


◆八重山毎日新聞 10月10日

八重山の漁業者、尖閣の「海域守って」 超党派国会議員に切実な訴え

 「国家主権と国益を守るために行動する議員連盟」との意見交換会にはマグロ延縄漁や一本釣りを営む漁業者が出席し、積極的に現場の声を発した。

 中国の海洋調査船にはえ縄を切断され、今年6月23日に日本の排他的経済水域(EEZ)内で台湾の巡視船から退去命令を受けた具志堅用治さんは「(EEZ内に)堂々と入ってきている。どうしたらよいか。これまでずっと泣き寝入りだった。今度こそこの海域を守ってほしい」と切実。
 
金城一雄さんは「尖閣周辺には中国の漁業取締船がきているが、私たちが逆に拿捕(だほ)されて中国に連れていかれる可能性もある」と不安顔、比嘉幸秀さんも「尖閣諸島周辺では最近、台湾漁船が多くなっている。水産庁の取締船は最低でも3隻いないとまずい」と危機感を募らせ、仲田吉一さんが「いろんなことがあって一言ではしゃべれない。とにかく安心安全に操業できるようにしてほしい。何とか助けてほしい」と声をあげた。
 上地肇さんは「良い漁場だが、避難する場所がない。避難場所があれば小さな漁船もいける。良い漁場を守るためにも助けて」と訴えた。議員から具体的な避難施設を問われ、比嘉さんは「港はどうせできないだろうから、当面は10隻から15隻程度係留できる浮桟橋で良い」と答えた。
 八重山漁協の上原亀一組合長は「尖閣周辺海域では外国漁船と再三トラブルが発生し、毎年取り締まりの強化を訴えてきたが、今回の事件でようやく国民に知ってもらえた。こうした実情を改善してほしい」と要望した。

                              ◇

沖縄タイムスが地元漁民が、中国船の領海侵犯に悩まされている切実な声を報道しない理由は、報道すると米軍基地の抑止力を県民が認知し「米軍基地撤去」運動が後退することを危惧するからであり、さらに自衛隊の離島配備の声が大きくなるのを恐れるからだという。(社説でそう述べている。)

沖縄タイムスは、中国によって主権が侵されその結果地元漁民が大変な迷惑をこうむっていることには馬耳東風で、もっぱら「反基地・反自衛隊」のイデオロギーの貫徹のみしか考えない。

中国の領海侵犯に一番危機感を感じているのは米軍基地も自衛隊の配備もない離島である。

沖縄タイムスは八重山諸島で石垣市についで次々と離島の議会が「抗議決議」をしていることも、「反基地・反自衛隊運動」が後退するのを恐れてか黙殺で押し通している。

⇒八重山毎日 4日から3市町で要請行動 尖閣中国漁船衝突事件

⇒八重山毎日 竹富町議会、意見書と抗議決議を可決 尖閣沖中国漁船侵犯事件

 ⇒八重山毎日 領海侵犯で意見書可決 与那国町議会

筆者が見る限り、宮古諸島の多良間島村会議が講義決議したことはベタ記事ながら8日、見落としそうなベタ記事で掲載していた。


⇒宮古島毎日 中国船領海侵犯に抗議決議/多良間村9月定例会閉会

                                       ◆

◆講演会のお知らせ


◆第三回「正論」セミナー

日時 平成22年10月15日(金曜日) 午前11時半開場・午後2時終了

場所 沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ
  (那覇市前島3−25−1 電話0988−860−2111)

講師 宮本雅史・産経新聞那覇支局長 『沖縄リポート』

    阿比留瑠比・産経新聞政治部 『民主党政権と沖縄』

参加費 1500円(昼食費込み)

お問い合わせ 沖縄「正論」友の会 電話098−861−677


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5 コメント

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ぜひ読んでいただきたいブログの記事があります (タケ坊)
2010-10-11 09:49:13
沖縄主要二紙の偏向もひどいものですが、狼魔人様もご存知の通り主要な外信が大きく取り上げていたにもかかわらず
自国での尖閣抗議デモを報じない日本のマスゴミは存在すら認められるものではありません。

忸怩たる気持ちでツイッターやっていたところ、
ごくごく一部の動きなのでしょうが、内部の記者も危機感を持ち、改革を提言されておられ、ました、ぜひお読み下さい。
トラックバックとかいうのを出来るといいのですが、やり方を知らないのと他人がしていいのか(コメ欄に勝手に貼るのもいっしょじゃんというツッコミはナシの方向で(笑))わからないので貼ります。

以下一部抜粋

 この対応に対して、私は独自に大手メディア各社に質問書を送付した。その回答は下記のようなものである。
 読売新聞:ニュースとしての価値を感じない
 産経新聞:人手が足りなかった
 朝日新聞:知らなかった
 毎日新聞:取材の体制に対して答える必要はない(回答拒否)
 テレビ朝日:テレビカメラが回らなかった
 NHK:右翼の凱旋と同じと考えた  ←注目
 TBS:まあ、わかってくださいよ
 そのほか・・・回答なし

 チャンネル桜に出演の時に「事前に案内は出さなかったのか」ということを聞いた。スタッフは「事前に各マスコミにリリースを出しています」という。しかし、「リリースだけで反応は何もなかった」というのである。
http://udaxyz.cocolog-nifty.com/udaxyz/2010/10/post-9053.html

批判だけではなく提言もあります、読者の皆様もぜひお読みください。
小指の痛み (ヒロシ)
2010-10-11 10:18:57
狼魔人様、おはようございます。
遅くなりましたが、当方でも講演会の告知をさせていただきました。
青山氏はお話を伺いたい方でしたので、ぜひ参加させていただきたいと思います。
松原議員の不参加は党本部からの指導なのでしょうかね?
残念です。

タイムス新報は普段「小指の痛み」と称して政府の対応を批判しますが、尖閣諸島は沖縄の中で小指以下の痛みとしか感じていないようですね。
鬼畜政権=民主党は許さない!! (椿)
2010-10-11 11:14:22

●海保船舶が横付け。海保職員が乗り込む。
●その後、中国船舶が突如離船。
●取り残された海保職員が、中国船舶から突き落とされる。
●海に落ちた海保職員を潰すように、中国船舶が進路変更。
●海保職員が必死に泳いで逃げるのを、銛で突く仕草あり。
●海保船舶が、海保職員を救出するため、停船し救助に乗り出す。
●その後ろから迫る中国漁船。海保職員は押しつぶされそうになる。
●間一髪で海保職員は海保船舶に後部から担ぎ上げられる。
●その数秒後に漁船が海保船舶の後部から衝突。
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/?no=4003

この民主党員達は、近い将来、『暗殺』されるだろうね。

まあ、この民主党政権というのは、
日本史上始まって以来の“とんでもない政権”です!!

まさに、日本を破壊・崩壊させる為に、
地獄の底からやって来たような“悪鬼・羅刹”のような畜生どもです。

犯罪者なんて言っていたけれど、とんでもないわ!!
こんな“民主党の畜生ども”から比べれば、
連続殺人犯の方が、まだ可愛げがあるわと言うものよ!!

骨の髄まで腐ってるね!!

おい、畜生政権民主党!
海保隊員も日本国民であり、お前達“ボンクラ政治家”に、
一票を投じる『投票権』もあるという事をゆめゆめ忘れるな!!

本当に、この民主党政権の“畜生閣僚”どもは、
近い将来、必ず誰か“暗殺される”か、家族に“危害”が及ぶかのどちらかでしょう。


Unknown (涼太)
2010-10-11 22:01:51
狼魔人様

確かに、普段は本土の新聞が書かないことを、地元の新聞が書いて何が悪い。と豪語していますが、こんな大きな事件をスルーするのは自己矛盾しています。
反米、反日が見え見えで分かり安いですね。

話は変わります。
間近に迫った、知事選、混沌としていますね。
ここまでもつれた糸を、誰が知事になっても、混乱するのは必至です。
強烈なリーダーシップを発揮できない、現知事にも問題がありますが、一番の問題は沖縄のマスコミにあると思います。
ただあまり反日、反米色が強すぎると、今回の尖閣のような事件も誘発します。つまり沖縄も苦しみます。いまさら時間の巻き戻しはもう無理だと思います。
Unknown (雪)
2010-10-11 23:32:05
下地さんが知事選に出るかも?とは、、、
どうせなら出て、民主の票を割って欲しい。
個人的には仲井真さんにぜひ頑張って欲しい。

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