入植凍結延長で条件=「ユダヤ国家」承認、パレスチナは拒否―イスラエル
時事通信 10月12日(火)7時14分配信
【エルサレム時事】中東和平の直接交渉がユダヤ人入植問題で暗礁に乗り上げる中、イスラエルのネタニヤフ首相は11日、国会で演説し、パレスチナ側に対し、イスラエルを「ユダヤ人国家」として承認することを条件に、占領地での入植活動の凍結延長を提案していたことを明らかにした。
ただ、パレスチナ自治政府のアブルデイネ議長府報道官は同日、「われわれはすでにイスラエルを承認しており(ユダヤ人国家かどうかは)われわれには関係ない」と述べ、提案に応じない姿勢を鮮明にした。
イスラエルを「ユダヤ人国家」と認めれば、イスラエル建国で発生したパレスチナ難民が故郷へ帰還する権利を否定することにつながるため、パレスチナには受け入れられない条件だ。
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最終更新:10月12日(火)7時14分
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