2010年 10月 11日
浅口市の中学校で火事 放火の疑いも
11日未明、浅口市の中学校で倉庫の一部を焼く火事がありました。周辺に火の気がないことから警察では放火の疑いもあるとみて捜査しています。火事があったのは、浅口市鴨方町の鴨方中学校の倉庫です。11日午前0時半過ぎ、火が出ているのを警備員が見つけ119番通報しました。火は約15分後に消し止められましたが、鉄筋プレハブスレート葺きの平屋建て倉庫の1部、約20平方メートルを焼いたほか倉庫の軒下に置いてあった雑誌や新聞を焼きました。倉庫には掃除道具やストーブなどが入っていたということです。中学校ではきのう、部活動のため生徒や教員が登校していましたが午後8時以降は誰も残っていませんでした。倉庫周辺には火の気がないことから警察では放火の疑いもあるとみて詳しく調べています。

「きなちゃんを救う会」が岡大病院に寄付
重い心臓病のために海外での移植手術を希望しながら今年6月に亡くなった倉敷市の小比賀姫那ちゃんを救う会は11日、集まった募金を岡山大学病院に寄付しました。贈呈式にはきなちゃんの両親のほか救う会のメンバー9人が出席し、大倉雄一郎代表が岡大病院の森田潔院長に寄付金約7400万円の目録を手渡しました。小比賀姫那ちゃんは重い心臓病のためアメリカでの移植手術を希望していましたが、今年6月に容体が急変し1歳で亡くなりました。救う会では、岡大病院が移植手術を実施していることから寄付金を移植手術や難病を抱える患者や家族のための宿泊施設の建設に充ててもらいたいとしています。救う会によりますときなちゃんのために集まった募金の総額は約1億800万円で、今回の寄付金以外は難病などで苦しむ人の支援団体に寄付したということです。

美作市が事業仕分け
美作市は来年度から導入する事業仕分けに向け、11日、外部の有識者を招き、試験的に事業仕分けを行いました。これは来年4月からの事業仕分けの導入に向け、美作市が行ったもので、法律の立案などを行うNPO、「構想日本」のメンバーや岡山大学の教授など6人が仕分け人となって市の事業を評価しました。評価したのは国際交流や市営の露天風呂など8つの事業で事業の説明や質疑応答を行ったあと、継続や民間への委託、廃止など改善の必要性について評価しました。美作市では来年度、約800の事業を対象に仕分けを行う方針で仕分け人に市民を加えることも検討しているということです。

スポーツの秋 岡山市民体育大会
体育の日の11日、岡山市では市民体育大会が開かれ秋晴れの下、子供からお年寄りまでの市民がスポーツに汗を流しました。岡山市民体育大会は54の小学校区ごとにチーム分けされた子供からお年寄りまでの約5200人が13の種目で競うもので市内各地の会場で競技が行われています。このうちカンコースタジアムでは開会式のあと400メートルリレーなどの陸上競技が行われ、参加者たちが秋晴れの下、汗を流していました。市ではこの大会が日ごろの健康づくりの成果の場として今後も幅広い世代の目標になればと話していました。

ガイナーズ リーグ総合優勝
四国・九州アイランドリーグチャンピオンシップ第2戦が10日、高松市で行われ、香川オリーブガイナーズが高知に勝ち2年ぶりのリーグ総合優勝を果たしました。第1戦を制し総合優勝に王手をかけたガイナーズ、3回にエラーで1点の先制を許したもののその裏、3番加登脇がレフトスタンドへ運び2ランホームランで逆転に成功します。投げては先発の前川が緩急を使った好投を見せ、8回にはランナー3塁のピンチながら高知の4番龍央を三振で押さえます。前川は結局散発4安打に仕留め、2対1で完投勝利を挙げガイナーズは、2年ぶりのリーグ制覇を成し遂げました。ガイナーズは独立リーグ日本一をかけて今月23日からのグランドチャンピオンシップに臨みます。