NHK福岡のニュース　福岡放送局

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強制連行炭鉱労働者の追悼式

戦時中、朝鮮半島から強制連行され、炭坑労働などで亡くなった人たちの追悼式が飯塚市で行われました。
この追悼式は、亡くなった人の遺骨を遺族に返す活動を続けている飯塚市のＮＰＯが毎年開いているもので、飯塚市庄司にある納骨堂、「無花窮堂」の会場には、市民などおよそ６０人が参加しました。式では、まず、参加者全員が亡くなった人に黙とうをささげたあと、ＮＰＯの吉柳順一理事長が「これからも遺骨の遺族を探し、ほかにも遺骨がないか活動を続けたい」とあいさつしました。
続いて、福岡市にある韓国総領事館のイ・ホヨン主席領事が「過去の歴史を振り返り、過ちを２度と起こさないように将来に向けて交流を深めていきたい」と話しました。
このあと全員が献花をして追悼の気持ちを表しました。
納骨堂にはことし新たに１体の遺骨が納められ、合わせて１１８体の遺骨が眠っています。
式に参列した女性は「これからもたくさん人たちがここを訪れてほしい」と話していました。
韓国と市民レベルの文化交流をしている女性は「これからはお互いに話し合う機会を持つことが大切だと思います」と話していました。

10月12日　05時31分

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