３-０で判定勝ちをした小国以載
「プロボクシング」（１０日、神戸ファッションマート）
メーンで関西ボクシング界期待のホープ・小国以載（ＶＡＤＹ）が初の１０回戦（５４・５キロ契約）に臨み、フィリピン（ＰＢＦ）Ｓフライ級王者のエリック・ラパダ（フィリピン）に３-０の判定で勝利した。前半戦を優位に進めた小国は７回終了間際の打ち合いでピンチに陥ったが、序盤の貯金を生かして逃げ切った。小国は昨年１１月のデビューから４戦全勝（２ＫＯ）。スコアは９７対９３が２人、９６対９５が１人。「４戦目で選ぶ相手ではないほどラパダは強かったが、よう頑張った。苦戦も経験のうち。もっと強いのとやらせたい」とＶＡＤＹジム・高嶋穣会長は来年早々にも世界ランカーにぶつける計画があることを明かした。
また、セミファイナルのＳフェザー級１０回戦では福原寛人（江見）がフェルナンド・オティック（フィリピン）に３-０の判定完勝。打撃戦を得意とする相手に真っ向打ち合いを挑んでねじ伏せた。フィリピンの強豪を撃破した福原には来年にも東洋太平洋Ｓフェザー級王者アラン・タナダ（フィリピン）に挑戦する計画も浮上している。
(２０１０年１０月１０日)