両手を上げ喜ぶレッドブルのセバスチャン・ベッテル＝鈴鹿サーキット
「Ｆ１日本ＧＰ決勝」（１０日、鈴鹿サーキット）
セバスチャン・ベッテル（２３）＝レッドブル・ルノー＝が今季３勝目となるポール・トゥー・ウインで日本ＧＰ２連覇を達成し、今季３勝目、通算８勝目を挙げた。
圧倒的な強さで鈴鹿連覇を果たしたベッテルは「このサーキットは特別。ファンも最高だし、鈴鹿２勝目を得られたことはファンタスティック」と笑顔を見せた。自身初の年間王者獲得に近づく今季３勝目に、レース後のシャンパンファイトで喜びを爆発させた。
完全優勝だった。初日に行われた２回のフリー走行と、午前の公式予選を含めてすべて１位。予選＆決勝が異例の“ワンデー開催”となったが「普通じゃない経験だし、どちらもトップで終われたのは素晴らしいこと」とうなずいた。
“スピードボーイ”の快走で、チームの年間総合優勝を大きく引き寄せた。２位のマクラーレン・メルセデスとの差は４５点。「僕らの車はこの種のコースが得意だし、今日の結果には幸せと誇りを感じている」‐。今季は残り３戦。２３歳の勝ち気な“新鈴鹿マイスター”が最強レッドブルの最前線に立つ。
(２０１０年１０月１０日)