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浅尾、3度目の決勝も自滅…初Vまたお預け

 優勝した田中、溝江ペア(右)と準優勝の浅尾、草野ペア=川崎マリエンビーチ
 優勝した田中、溝江ペア(右)と準優勝の浅尾、草野ペア=川崎マリエンビーチ

 「ビーチバレー川崎市長杯最終日」(10日、川崎マリエン)

 今季初めて国内ツアーで決勝に進んだ浅尾美和(24)、草野歩(25)=エスワン=の“浅草ペア”は、田中姿子(エコ計画)、溝江明香(産業能率大)組に敗れ、準優勝に終わった。浅尾にとってツアー10大会ぶり3回目の決勝進出だったが、悲願の初Vはまたもお預けとなった。田中、溝江組は今大会すべてストレート勝ちの完全優勝で、今季国内ツアー4勝目を挙げた。

  ◇  ◇

 浅尾にとって、3度目の決勝の舞台で“3度目の正直”とはならなかった。「自分次第だった。自分のことができた上で作戦がある。相手より自分だった」。自滅だった。

 序盤からサーブで狙われた。不安定なレシーブは攻撃のリズムを作れず、連続失点を喫した。「自分の弱点を再認識した。キャッチ(サーブレシーブ)は私だけの問題」と敗因を挙げた。

 優勝がかかる大一番。重圧が、準決勝までの波に乗ったプレーを失わせた。草野は「どうしたら大舞台で力を出せるか、メンタル面も変えなきゃいけない」と口にした。

 今季低迷した浅草ペアは、夏以降の海外ツアーを自粛した。国内ツアーは次週のペボニア杯(千葉・館山)が最終戦。その後の海外ツアー復帰は次戦次第で決める。「練習をしっかりやって、いい成績を残したい」。浅尾は先を見据えた。

(2010年10月10日)






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